総合7月の有効求人倍率、横ばいの1.10倍 なお高水準
厚生労働省が29日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から横ばいの1.10倍だった。横ばいは2012年11月以来1年8カ月ぶりで、QUICKがまとめた市場予想(1.11倍)をやや下回った。2012年12月から14年6月まで19カ月連続で続いていた改善の動きがひとまず一服した形だが、数値自体は前月記録した1992年6月(1.10倍)に並ぶ高水準になっている。
有効求人数が4カ月ぶりのマイナスとなったことが一因。人手不足を背景に企業が直接雇用を増やしているとみられ、製造業が集積する愛知県などで労働者派遣業が減少した。
雇用の先行指標となる新規求人倍率は1.66倍で、前月から0.01ポイント低下した。悪化は3カ月ぶり。一方、前年同月と比べた新規求人数(原数値)は4.5%増加した。
業種別にみると、教育・学習支援業と医療・福祉がともに前年同月比11.8%増えたほか、製造業は9.8%のプラスだった。半面、職業紹介や労働者派遣業を含む「サービス業(他に分類されないもの)」は0.5%減と、10年2月(0.4%減)以来4年5カ月ぶりのマイナスに転じた。
都道府県別で最も有効求人倍率が高かったのは東京都の1.62倍、最も低かったのは沖縄県の0.71倍だった。