女性雇用女性管理職の自信「気遣い>指導力」 経営協会が調査
女性管理職は気遣いやコミュニケーションには自信がある一方、指導力や管理統率力には自信がない――。政府が女性管理職を増やそうと力を入れる中、そんな傾向にあることが日本経営協会(東京)の調査で明らかになった。
調査は6月にインターネットを通じて行った。回答したのは、製造業やサービス業などの民間企業、官公庁や自治体に勤める女性管理職とその候補計400人と、計400の企業、行政機関の人事担当者。人事担当者の大半は男性だった。
人事担当者が男性より女性の管理職の方が上回っていると思う能力(複数回答)は、「気遣い・心遣い」が62.5%とトップ。「コミュニケーション力」37.5%、「共感力」26.8%と続いた。
一方、女性管理職に対し、管理職に求められる能力・資質ごとに自信の有無(同)を聞くと、「気遣い・心遣い」は66.0%が自信があると回答したが、「指導力」「管理統率力」に自信があると回答したのはそれぞれ37.5%、31.5%と半分程度だった。
管理職でありたいと望む理由(同)について、女性管理職の59.2%が「自分の判断で仕事を行うことができるから」と回答したのに対し、同じように推測している人事担当者は25.3%で、認識に差があった。
また、働く上での障害を聞いた質問(同)では「妊娠・出産・子育て」を挙げた人事担当者が66.5%に上ったのに対し、女性管理職は12.3%だった。