総合リファラル採用に成功している会社や社員の特徴とは?
はじめに
当社のカスタマーサクセス部では、リファラルで紹介した社員・紹介によって入社した社員の方へインタビューを行っています。
リファラル採用が発生するきっかけ、紹介元と紹介で入社した社員の関係性や状況は多種多様であることは言うまでもありませんが、そこに共通することも見えてきました。
今回は、特に多かった「つながり」や「紹介のきっかけ」と、共通項からわかった「会社側が意識的に取り組むべきこと」について書いてみました。
誰を誘ったのか?多かった紹介のきっかけ
まずは紹介元と紹介で入社した社員の方は「どんな繋がりだったの?」という話に関して、多かったパターンをご紹介します。
(1)大学や専門学校など、学生時代のつながり
- 学生時代にサークル活動を一緒にやっており、友人が自社業界について興味があることは知っていた。友人は違う業界に就職したが、その後も定期的に食事に行っていて、お互いに仕事のことをよく話していた。相手が転職しようと思っているタイミングが来て、お互いに「うちの会社、いいかもね!」という話になった。
- 大学時代の友人。先方に、自社が求める技術センスがあることは知っていた。ところが、自分が思う分野とは違う方向に就職してしまい「もったいないな」と思っていた。会社でリファラル採用が始まったと聞いたので、久しぶりに気になって声をかけてみたら、相手が仕事に悩んでいたため紹介してみた。
(2)奥さんや旦那さんの友人
- 家族ぐるみのお付き合いをしていて、みんなで食事をしている時に普通に仕事の話にもなるので、相手が何となく仕事について悩んでいることを知っていた。会社説明会の情報が社内連絡ツールで流れてきたので、参加してみないかと声をかけた。
- 友人の奥さんと3人で飲みに行ったことがあった、その時に会社の話をして奥さんと同じ業界だということがわかった。しばらくたって、友人から奥さんが転職を考えているという話を聞いて改めて食事に行って会社や仕事の話をした。
(3)以前の職場の同僚
- 会社イベントの写真をInstagramで時々投稿していた。過去、自分と同じ店舗でアルバイトをしていた時の同僚から「そんなことやってたっけ?」という連絡が来て、久しぶりに会うことになった。その場で盛り上がって紹介した。
- 以前同じ部署で働いていた後輩が、希望しない部署異動があり塞ぎ込んでいる、という噂を聞いていた。相手が「どこにやりがいを感じるのか」というポイントはわかっていたので、今の自分の会社ならちょうど相手のやりたいことにフィットすると直感的に思い、連絡をとった。
リファラル採用でよかったことは?
リファラル採用を通して、自社や共に働く仲間のことを改めて考える機会が発生します。普段日常の業務の中ではなかなか気づかない多くの気づきが生まれたり、魅力を言語化したりすることで、自分のなかのモヤモヤなどがはっきりしてくることも出てきます。
リファラルに携わった社員の方々から、「これはよかったなと思ったこと」についてヒアリングしました。
紹介元社員にとって
- 自分のとっての仕事のやりがいや会社にいる意味など、内省することができた。
- 入社後、活躍してくれていることを知ると嬉しい。
- 自分がきっかけで、相手の選択肢を広げられたことはよかった。
- プライベートで会った時も前よりも友人と深く話せるようになった。共通の話題ができた。
紹介で入社した社員にとって
- 会社のウェブサイトだけでは本当かどうかわからないので、直接話を聞けて安心して選考に臨めた。
- 友人がイキイキしていたから、いい会社であることに納得感があった。
- 良いことも悪いことも聞いたから、嘘偽りがなく安心できた。
- 入社前と後のギャップが少なく、すんなり馴染めた。
- 入社時、はじめから〇〇さんの紹介、という話題があるので話しやすい、受け入れてもらいやすい。
- 同じ部署ではないが、同じ会社に知り合いがいるということでなんとなく安心する。
- 何かあったら、気軽に話せる相手がいるので、誰に話したらいいか考える時間がなくなり業務にも慣れるのが早い。
リファラル採用がうまくいく会社の社員の共通項
どのような業界、職種、社員規模であったとしても、紹介をしている社員の方の意識や行動には、ある特徴があるようです。
(1)社員が自然に会社や仕事のことを発信している
紹介したいからという意欲とは別に、社員が自然と自分の仕事について話したり、定期的にSNSで発信したりしている。それによって相手からアプローチがあることもある。
(2)社員の頭の片隅にリファラルがある
食事会や飲み会など、自然な会話の中で「転職」や「仕事の悩み」について聞いたことがあり、「会社からの協力依頼」があったタイミングで思い出して、紹介につながっている。
(3)最終的に選考や入社を決めるのは友人自身であると社員が思っている
社員は会社や仕事のことを話したり、魅力を語ったりお勧めしたりはするが、紹介で入社した人は、良い点も課題点も聞いていて、その上で、最終的な意思決定は自分でやっている。
会社側が意識的に取り組むべきこと
どんな会社であっても「自然に紹介が発生する状態」になることが理想的です。とは言え、皆さんご存知のように、社員の自発的な行動だけに頼っていては、そこまで持って行くのは難しいのが実際のところ。
会社として、「何をどのように伝えたらよいか」「どのような武器を用意しておいたら良いか」についてまとめました。
社員が自然に会社や仕事のことを話したり、発信するため
- 紹介しなければならない、という強制感は出さずに、会社の取り組みをシェアしたり、自分にとっての仕事の楽しさを意識的に話すようにしてほしいと伝えていく。
- 自分にとってのやりがい、会社の魅力や宝物を発見する機会をつくる。
社員の頭の片隅にリファラルを残しておくため
- 会社がリファラル採用をやっているということを、きちんと発信しておく。
- 会社側として、リファラル採用に対する想いや意志を定期的に伝えていく。
- リファラルと言えばあの人、というったリファラル大使を任命しておく。
- ネーミングを決めたり、キャラクターを作ったりしてインパクトをつける。
社員が責任を負いすぎることはないと思ってもらうため
- 社員が責任を負って自分だけで頑張ろうとせずに、繋がりをつくってほしい、人事・同僚・上司などにバトンタッチしてくれればよい、とう会社のスタンスを伝えておく。
- 責任を負わせないような仕組みや仕掛けを用意する。
紹介しようと思った時に、すぐできるようにするため
- 定期的に友人を誘える機会をつくっておく。
- わからないことがあったら、気軽に聞ける、相談できる仕組みを整えておく。
- 求めるポジションを常に見える化し、発信しておく。
- 会社や仕事のことを伝える「会社の自己紹介ツール」を用意し、常に社員が見れる状態にしておく。
他、会社が用意したらよい武器については、こちらをお読みください。
終わりに
皆さんの会社にも、このようにリファラルにつながる事例はあるのではないでしょうか?
社員の日常には紹介につながる出来事が転がっているはずなので、そのチャンスを逃さず行動につながるよう、会社や人事が「きっかけづくり」「情報提供」「紹介しやすさのサポート」を継続的にしていくことが重要になります。
具体的に紹介に至った事例についてお知りになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。