総合面接官は見た! 求職者の”できる人”と”できない人”を分ける4つのポイント
働き方改革が叫ばれる中、フリーランスという働き方がさらに広がっていくかもしれません。自民党の圧勝に終わった衆院選挙後、改めて議論になりそうな「働く人のあり方」も含めて、フリーランス人材の評価について考えてみたいと思います。
はじめに
フリーランスというと、日本では所属する場所がなく、なんとも安定しない職業と思われてきたのではないでしょうか。ただ、そうした評価も時とともに変わりつつあるようです。
経営者からすると、業務を進める上で社内を使うのか、外部に依頼するかという選択肢があります。極端な話、常に社内の業務品質が高く、費用も安く済んでいるのであれば、フリーランスはさほど必要な存在にはならないでしょう。
しかし現実はそうではありません。社内のリソースを使うよりも外部を使う方が「業務における効率が良い」、また「費用が安い、もしくは投資対効果が高い」という場合が増え、アウトソーシング、フリーランス、さらにはオープンイノベーションなどという言葉が認知度をますます高めているように見えます。
こうした状況は、正社員として働く人にとってはあまり都合がよい話ではないでしょう。ただ、フリーランスといっても、必ずしも能力の高い”できる人”というわけではありません。では、できる人とできない人を分けるポイントは何か、見ていきましょう。
その1:提案ができる人、そうでない人
できるフリーランスには次のような違いがあると、フリーランスを面接し続けているベンチャー企業経営者のA氏は言います。
「できる方の場合、当初はこちらの要望に見合った成果物を提供してくれるのですが、しばらくすると『こうしてみてはどうですか』『このままだとよくならない気がするので、こうしてみてもいいですかね』という提案がありますね。それも、こちらに対して失礼にならない言い方で」
では、そうではないフリーランスはどうなのでしょうか。
「募集に応募してきても、ご自身の特徴というか強みをはっきり言わない方が結構いらっしゃいます。遠慮しているのかと思い、こちらが様々な切り口で話を振ってみても、結局何が強みなのかわからないまま面談が終わってしまいます」。
その2:返信が早い人、そうでない人
最近は、Wi-Fi環境があればどこででもできる仕事が増えています。また、フリーランスの場合は自分の裁量で自由に時間が使えるのではないかと思いますが、逆にルーズになることはないのでしょうか。
前出のA氏はこう言います。
「やはり仕事を継続的にお願いしやすいのは、メールやチャットツールですぐに返信のある方ですね。こちらも機動的に動かなければ商売にならない状況もあり、お願いしたら素早くレスポンスしてくれる関係性は重要です」
逆のケースについて、A氏はこう続けます。
「極端な場合、返信が全くない、また相当時間がたってから来るという人がいます。これだと、仕事を安心して発注できるような信頼感は持てません。仕事自体は相当できる方であっても、継続的な関係は作れないですね」。
その3:柔軟性のある人、そうでない人
フリーランスは、自分の得意な領域や専門性を確立した人だからなれるという印象を受けます。ただ、それだけでは不十分なようです。
というのも、どんな会社でも成長し、環境に応じて変化し続けることが求められるため、外部に依頼する仕事の内容が大きく変わることがあるからです。フリーランスライターと頻繁にやり取りするメディア勤務のB氏はこう言います。
「こちらの依頼内容が大きく変わっても、柔軟かつ沈着に対応できる方には仕事のお願いがしやすいですね。ただ、意外と誰でもできるというわけではありません。それに、細かい話ですが、こちらが修正したものをしっかり見ていて、次からはその変更がちゃんと反映されていると非常に助かります」。
その4:仕事が多い人、そうでない人
前出のA氏は、評価の高いフリーランスとそうでないフリーランスを容易に見分ける方法があるといいます。
「できるフリーランスの方は、極めて当たり前の話ですが、いろいろなプロジェクトを掛け持ちされています。一言で言うと非常に忙しい。したがって、こちらが仕事を依頼する際、面白い案件を持っていかなければ振り向いてもらえないという状況も発生します」
できる人に仕事が集まるのは、会社でもフリーランスでも同じということでしょうか。
まとめにかえて
いかがでしたでしょうか。この先、企業がどこに(あるいは、誰に)仕事を依頼するのがもっとも生産的か、効率的かを突き詰めるようになれば、フリーランスの存在感はさらに大きくなりそうです。特に、正社員を増やしたくないと考える企業が多くなるのであればなおさらです。今後は、専門性があることは大前提ですが、上記のような定性的な要素も重要になってきそうです。