ドライバー? ホテル業務? 特化型の人材派遣サービスが増えているらしい

派遣ドライバー? ホテル業務? 特化型の人材派遣サービスが増えているらしい

少子高齢化による人口減少に伴い、日本では働き手不足が問題になっています。そんな中働き手を探す会社と、働き口を探す人をマッチングする人材サービス業界では、分野に特化したより細やかなマッチングサービスが増えてきています。

この記事をまとめると

  • 宅配・配送など、ドライバーの人材不足が深刻化している
  • ドライバーに特化した人材派遣を行う「フルキャストポーター」が営業を開始した
  • キャリアバンク職業訓練協会は、外国人の技能実習生をホテルに派遣する事業を開始した

ドライバー? ホテル業務? 特化型の人材派遣サービスが増えているらしい

ドライバー専門の人材派遣会社が登場

人手不足に悩まされている業種はたくさんありますが、宅配・配送などを行うドライバー不足も深刻化しているのだとか。一般的にドライバーの労働環境といえば、勤務時間が長い、運転や荷物の上げ下ろしなど体を使う労働が続く、賃金水準が低いなど、ネガティブなイメージを持たれがちです。そのため、ドライバーとして就業する人の減少や、勤務を続けてくれる人材の不足などの問題も発生。さらに、働き手がなかなか見つからず、「人探し」にかかるコストがかさむことも企業にとっては痛手でした。

そんな問題を解消すべく、人材派遣会社である株式会社フルキャストホールディングスが新会社を設立しました。7月に営業を開始した株式会社フルキャストポーターは、ドライバーに特化した人材派遣や職業紹介のサービスを提供しています。軽トラック・大型特殊・引っ越し担当などドライバーのラインアップが豊富なこと、募集から採用までの手間が削減できること、景気や季節、忙しさに合わせて人数を用意できることなどを強みに、企業のニーズに応えていくといいます。

また、このサービスを利用すれば、自分が希望する条件の仕事が見つけやすい・給与前払いサービスが利用できるなど、仕事を探す側のメリットも多いので、ドライバーたちが新たな就業機会を発掘しやすくなることも期待されています。

人手不足に悩むホテルに外国人を派遣

現在日本では、足りない労働人口を補うために、海外からの働き手を積極的に受け入れようとしていますが、そんな中、外国人向けの人材派遣サービスも登場しています。

外国人に向けた実習や介護研修などを北海道で行っているキャリアバンク職業訓練協会は、外国人の技能実習生に対して研修を行い、彼らをホテルに派遣する事業を開始しました。この事業では、ベトナムやミャンマーなどから100人規模で実習生を受け入れて、人手不足に悩む北海道の札幌やニセコ地区のホテルに派遣していくことを計画しています。

この事業が本格化した背景には、実習生が担当できるホテル業務の幅を広げるといった厚生労働省の制度改正があります。この制度改正は今年行われたもので、これまで外国人実習生は、客室の床・窓の清掃作業は認められていましたが、ベッドメイクやタオルなどのアメニティー用品を交換するといった客室整備の作業は原則、日本人の従業員とペアでなければ担当することができませんでした。今回の制度改正で、外国人実習生が1人でも客室整備の作業を行なうことが認められたので、彼らの雇用はさらに広がると考えられています。

人材サービス会社もダイバーシティーに向けて取り組んでいる

人種・性別・年齢にこだわらない多様な人材を積極的に活用しようというダイバーシティーの動きは、近年、世界的に見られる社会の動きです。
人材サービスは、企業側の人材不足の解消を目指すことはもちろん、今後は多様化する働き方やダイバーシティーを意識した事業展開がますます必要になってくることでしょう。人材サービス業界に興味のある人は、どんな人材サービスがあれば働く人と雇う人の両方に喜ばれるか、イメージしてみるのも面白いかもしれません。