総合人材不足が日本の会社を覆う。カリスマ社長が「採用」より大事にしていること
新しい人を採用するより、今いるパートを辞めさせないことが先決
私は「新しいパートを採用すること」より、「今いるパートを辞めさせないこと」が先決だと考えています。
人が採れない時代に必要なのは、採用ではなく、定着です。「今いるメンバー」が最善だと考え、「今いるメンバー」の戦力化を図るべきです。
どれほど人を集めても、すぐに辞めるようだと、「あの会社はダメだから、やめたほうがいい」と口コミを広めることになります。
多くの社長は、「今よりも優秀なパートがほしい」と考えますが、今いるパートも、「もっと良い会社で働きたい」と思っています。
でも、そうしないで残っているから、「会社にとって、今いるパートが最良のパートナー」です。
だとすれば、今いるパートに感謝しなければなりません。
多くの社長や管理職は、パートに対する感謝の気持ちが希薄です。だから、「あのパートのあそこが悪い、ここが悪い」と文句ばかり言うようになる。
感謝の気持ちがあれば、怒鳴ったり威張ったりしないで、パートの「良い部分」を見つけてほめることができるはずです。
会社がヒマなときに採用したパートは、辞めやすい
「会社がヒマなとき」に採用したパートと、「会社が忙しいとき」に採用したパートでは、どちらの定着率が高いと思いますか?
答えは、「忙しいとき」です。
会社がヒマなときに採用したパートは、定着しにくい。なぜでしょうか。
社長や幹部に時間があるので「細かいことまで教えすぎる」からです。一度にたくさんのことを教えるから、ストレスを感じて辞めてしまうのです。
反対に、忙しいときは、少しずつしか教えられないので、パートは段階的に覚えることができます。
花は、水をあげすぎると根が腐る。あげないと枯れる。パートも同じです。ちょうどいいのは、「手を離して、目を離さない」ことです。
新人パートを指導する場合は、「自分が教えたいと思うことの3分の1程度」からはじめて、できるようになってから、教える量を少しずつ増やしていくのが正解です。