派遣コールセンター向け派遣社員募集、時給が上昇
通信会社や証券会社などのコールセンターで働く派遣人材を募集する際の時給が上昇している。年初に比べ関東の平均額が約4%上昇した求人情報会社もある。スマートフォン(スマホ)の普及や、少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)への対応で人材の需要が高まった。
求人情報大手のリクルートジョブズ(東京・中央)によると、募集時の平均時給(関東地区)は9月、1460円と年初に比べて52円(3.7%)高い。ネット求人大手のエン・ジャパンのまとめでも全国の平均時給は1358円と年初に比べて15円(1.1%)高い。派遣全体の時給の伸びはリクルートジョブズの関東地区で前年同月比1.4%。エン・ジャパンは0.7%だった。
求人数も伸びている。人材派遣を手がけるリクルートスタッフィング(東京・中央)の4~9月のコールセンター向け派遣の求人数は前年同期比約2倍。全体の伸び(26%)を上回る。
スマホの普及を受け、通信会社は問い合わせ要員を増強している。足元で1年前より1割人員を増やした例もある。5月時点で約1800人のコールセンターの人員を抱えるNTTドコモは「スマホは従来型の携帯電話に比べ機能や料金体系が複雑で、対応時間が長くなる」と話す。
インターネット証券各社も春以降コールセンターの人員を拡充してきた。松井証券は札幌市のコールセンター人員を20人増やして150人体制にした。口座開設に関する質問は相場の落ち着きとともに減ってきたものの、NISAへの対応などで証券外務員の有資格者が不足気味だ。