キリン、インターバル規制を試験導入 長時間労働に歯止め

総合キリン、インターバル規制を試験導入 長時間労働に歯止め

キリンホールディングス(HD)は傘下の国内事業会社で、退社から翌日の出社まで一定時間の休息を設ける「インターバル規制」を試験導入する。長時間労働に強制的に歯止めをかけ、社員の意識改革にもつなげる。業務への影響などを確認し、2018年からの本格導入を検討する。

試験導入は7月に開始する。キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンなどで、営業部門と製造部門からそれぞれ1部署ずつ選んで実施する。

退社時刻から翌日の始業時刻まで、最低11時間の間隔を空けることを原則とする。残業などで退社が遅くなり、翌日の予定始業時刻まで11時間に満たない場合は、勤務開始を繰り下げる。

特に飲食店向けのビール営業職などでは、どうしても取引先の訪問回数を増やすほど成績が伸びるという意識から長時間労働に陥りやすい。IT環境の整備や在宅勤務の取得条件の緩和で業務の効率化を後押しすると同時に、労働時間を強制的に抑えるインターバル規制を導入し、生産性向上を目指すよう社員の意識を変えたい考え。

働き方の自由度を高める取り組みも加速させる。4月からフレックス勤務から必ず出社していなければならないコアタイムを撤廃する。従来は午前11時~午後3時に勤務している必要があったが、今後は午前7時に出社して午後2時に退社するといった働き方も可能にする。