総合ITRの調査で、「セキュリティ人材」の確保と育成が困難な現状が浮き彫りに
アイ・ティ・アールは4日、同社が発行したユーザー調査とベンダー調査を連動した市場調査レポート「ITR Cross View:セキュリティ市場の実態と展望2016」の中から、セキュリティ関連製品および施策のユーザー動向調査結果を発表した。
独立系ITコンサルティング・調査会社のアイ・ティ・アール(以下、ITR)は4日、セキュリティ関連の製品および施策についてのユーザー動向について調査を行い、調査結果の中からセキュリティ対策を運用するうえでの現在の課題について発表した。
本レポートは、統合ログ・SIEM、Webゲートウェイ・セキュリティ、サンドボックス型ゲートウェイ・セキュリティ、DDoS対策、データベース監査・保護を対象に、企業における導入状況や投資計画、製品・サービスの満足度、選定時の重視要素などを調査している。本レポートの主なトピックは以下の通り。
セキュリティ対策を運用するうえでの課題としては「人材の確保・育成」
セキュリティ対策を運用するうえでの現在の課題について選択肢から回答を得た(図1)。「セキュリティ人材の確保が難しい」「専任のセキュリティ要員を確保するのが難しい」「セキュリティ人材の教育が難しい」が上位にきており、セキュリティ人材の確保と育成が近々の課題であることが明らかとなった。
図1■セキュリティ対策を運用するうえでの現在の課題(複数回答)サンドボックス型ゲートウェイ・セキュリティ製品/サービス別の満足度
サンドボックス型ゲートウェイ・セキュリティ製品/サービスとして現在主に利用されている製品(有効回答数=421件)を対象に、9項目についての満足度を確認したところ、同市場の草分け的ベンダーであるファイア・アイが総合平均でトップとなった(図2)。
9項目のほとんどの項目で他の主要6製品を上回り最も高い満足度を示し、なかでも「動作の安定性」での評価は他製品の3ポイント台に対して唯一4.0と高い満足度を獲得している(「満足」「やや満足」「ふつう」「やや不満」「不満」の5段階で回答を得、それぞれについての回答比率とともに回答に重みづけ(満足:5、やや満足:4、ふつう:3、やや不満:2、不満:1)を行い、主要ベンダー別に有効回答で除した満足度指数を算出)。
図2■現在利用している製品/サービスの満足度:ファイア・アイ