ネットメディア駆使 人材不足解決に貢献 レバレジーズ・岩槻知秀社長

紹介ネットメディア駆使 人材不足解決に貢献 レバレジーズ・岩槻知秀社長

独自のインターネットメディアを軸に、人材紹介をはじめ、多角的な事業を展開するレバレジーズ。創業から10年がたち、売上高は100億円を突破。本格的な成長期に突入しようとしている。岩槻知秀社長は「ネットメディアを駆使した人材ビジネスを広く定着させ、人材不足の解決にも貢献したい」と意欲的に語る。

--ネットメディアの内容は

「28のメディアを運営している。ITエンジニアの転職や仕事探しを支援するサイト『レバテック』のほか、看護師向け転職サイト『看護のお仕事』も運営し、全国2万件以上の医療機関を網羅している。他にも仕事内容や職場の雰囲気を事前に把握しつつアルバイト先を探せる『バイトーク』、美容院・ネイルサロンを紹介する『キレイ会議』、エンジニア向けQ&Aサイト『テラテール』がある」

--ビジネスモデルは

「人材紹介では、自社メディアを通じて優秀な人材を集め、顧客企業に紹介することを目指している。メディアは基本的に無料で閲覧でき、求人情報などを掲載する企業から紹介料を頂いている。もっとも、成果報酬の仕組みを取り入れているため、企業に紹介した人材が入社して、初めて当社の収益になる。『キレイ会議』も同じく、消費者が情報を掲載した美容室に来るたびに報酬をいただいている」

--なぜ成果報酬なのか

「もし当社の営業担当者が過剰なセールストークで企業と契約できたとしても、必ずしもその企業の利益になるとは限らない。期待したほど人材が集まらない場合もある。顧客企業と強固な信頼関係を築き、長く付き合ってもらいたいなら成果報酬にすべきだ」

--事業への景気の影響は

「美容室の場合、不況下でも必ず髪は切るし、むしろ不況であるほど(メディア内に掲載された)電子クーポンを使いたがる。医療関連の採用数も不景気だからといって減るわけではないし、エンジニアも同じだ」

--少子化を背景に人材不足が深刻化している

「確かに、顧客企業を獲得する以上に人材を集めるのが大変になっている。しかし、当社は2005年から事業展開しているので、エンジニアや看護師を集めるのに十分なノウハウを蓄積している。加えてこの業界は競争がひと段落し、淘汰(とうた)が終わった局面にあるので、今は収益を上げやすくなっている」

--今後の目標は

「メディア事業の枠にとどまらず、さまざまな分野を試したい。電力自由化に合わせて売電事業に乗り出すことを考えているほか、再生医療にも関心がある。(ベンチャーらしく)リスクを避けすぎないつもりだ」(井田通人)

【プロフィル】岩槻知秀

いわつき・ともひで 早大社会科学卒。システム開発会社を経て、2005年4月レバレジーズ設立。35歳。大阪府出身。

【会社概要】レバレジーズ

▽本社=東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ17F

▽設立=2005年4月

▽資本金=5000万円

▽売上高=108億円(15年3月期)

▽従業員=380人

▽事業内容=インターネットメディア事業など