人材サービス、人手不足で技術者育成 テンプやウィル

紹介人材サービス、人手不足で技術者育成 テンプやウィル

人材サービス各社が建設業などの技術者を育成する。テンプスタッフは設計ソフトの開発会社と提携し、2014年度に建設会社に100人派遣する。ウィルグループは新卒者らをスマートフォン(スマホ)用のアプリ(応用ソフト)の開発者に育て、年3千人を企業に紹介する。人材の募集から研修まで手がけ、景気回復などで人手不足に悩む企業の需要を見込む。

テンプスタッフは3D(3次元)で建築物の設計ができる技術者を育てる。ハンガリーのCAD(コンピューターによる設計)ソフト大手、グラフィソフトの日本法人と提携。テンプが人材を集めて無料で基礎教育をしたうえで、グラフィソフトで専門的な技術を身につけてもらう。

CADの基礎知識を持ちながら転職や退職などで建設業界を離れた元技術者らを育てる。建築設計ができる人材は「求人に見合う人数を確保できていない」(テンプ)という。

ウィルグループは子会社のセントメディア(東京・新宿)がプログラミングなどの講座を運営するジークラウド(同・中央)に出資した。セントメディアが新卒や第二新卒を集め、ジークラウドのカリキュラムで無料で3カ月間研修する。

人材はアプリ開発会社などに正社員として紹介する。アプリ開発者の求人倍率は7倍以上に達している。紹介手数料も上昇しているため無料で研修をしても採算が合うという。

パソナグループも子会社のパソナテック(東京・千代田)で家電に使う半導体を検査する技術者を育てる。理系の新卒やメーカーの退職者らに約1カ月間の研修を無料で提供。15年5月までに100人を正社員として雇ってメーカーに派遣する計画だ。