中途16年度の中途採用9%増 17年春の大卒は伸び鈍る 本社調査
日本経済新聞社が24日まとめた採用計画調査(最終集計)で、2016年度の中途採用数は3万6219人と15年度に比べて9.0%増える見通しだ。伸び率は3年連続で拡大する。大卒や新卒採用の伸びが鈍る一方で、技術者を中心に成長分野の即戦力を求める動きが強まっている。

17年春の大卒採用計画は11万2054人と、16年春の実績に比べて10.6%増える。2ケタ増は6年連続だが、16年春の計画(14.6%増)を下回った。短大・専門学校・高専・高卒を含む新卒の合計は16万565人と9.1%増。16年春の計画は12.3%増だった。
中途採用計画の前年度比増加率は14年度が7.7%、15年度が8.7%で、年々拡大している。
自動運転やあらゆるモノがネットにつながる「IoT(インターネット・オブ・シングス)」などの分野でIT(情報技術)系技術者への需要が高く、自動車や電子部品、技術者派遣などの企業が増やす。「リーマン・ショック後に採用を抑えた影響で企業の中堅層が手薄になっている」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)のを補う面もある。