道内、人手不足強まる 企業の55%が「足りず」

中途道内、人手不足強まる 企業の55%が「足りず」

道内企業の人手不足感が強まっている。北洋銀行が23日まとめた雇用と賃金の現状に関する調査で、人員が「不足」と答えた企業が55%と半数を超えた。「過剰」と答えた企業の割合から「不足」を引いた雇用人員判断指数(DI)はマイナス50と前回調査(2013年10月)を10ポイント下回り、00年の調査開始後で最低となった。特に建設業やホテル・旅館が顕著で、各社は対策を急いでいる。

8月中旬から9月中旬に道内企業700社を対象に調査。非製造業347社、製造業128社の計475社から回答を得た。回答率は68%。

雇用人員判断DIは非製造業がマイナス50で前回を3ポイント下回った。公共工事の増加を受け、建設がマイナス76と最も人手不足感が強かった。外国人観光客が増えているホテル・旅館が20ポイント悪化のマイナス67で続いた。製造業はマイナス47と25ポイント低下。食料品がマイナス63、鉄鋼・金属製品・機械がマイナス56だった。

今後、人員を「増加する」と答えた企業の割合から「削減する」を引いた雇用方針DIはプラス42と4ポイント上昇した。非製造業はプラス43と横ばいだが、製造業ではプラス40と16ポイント上昇した。

また、基本給の引き上げを実施・予定する企業が66%と12ポイント上昇。賞与引き上げを実施・予定する企業が31%と2ポイント上回った。理由は業績回復が86%で最多だが、次いで雇用の維持・確保が49%と8ポイント上がっている。

北洋銀は「技術者を引き抜かれて対応に困る企業が出ている。今後は、人手不足による倒産が道内でも増える可能性がある」と話す。