採用「増やす」3割 拡大傾向に一服感 100社調査

新卒採用「増やす」3割 拡大傾向に一服感 100社調査

主要100社に朝日新聞が聞いた2017年春の新卒採用計画で、前年より「増やす」企業は33社と、昨年の調査時の42社より減った。「減らす」は21社で昨年の11社のほぼ倍だった。採用を増やす企業はまだ多いが、ある程度の人員を確保できたとして、採用拡大に慎重になりつつあることもうかがえる。

調査は5月中旬までの約1カ月間行った。「増やす」企業では、事業拡大などを理由にオリックスが前年比約6割増の約260人とするほか、ホンダは自動運転など新技術強化のため約2割増の750人とする。

写真・図版

一方、メガバンクはそろって減らす。三井住友銀行は前年より約2割少ない1450人で、これまでの採用増強で一定の人員が確保できたとしている。

ログイン前の続き「増やす」企業の数は、近年の傾向をみるとまだ高水準だ。ただ、最近の企業の決算発表では17年3月期の減益見通しが目立ち、18年春の採用計画に影響する可能性がある。

経団連の指針で選考開始が8月から6月に前倒しされたことについては、「良い影響がある」が15社、「悪い影響がある」は17社だった。選考開始までに学生にPRできる期間が短くなったためとみられる。来年以降については、「一昨年までの日程(説明会は12月開始、選考は4月開始)に戻すべきだ」が37社で最も多かった。