新卒インターンシップは採用に直結する? しない?
Q インターンシップをすると就活に有利ですか?
A 採用直結型もあるにはありますが、就業体験はそれだけではない人間的な成長を得られる制度です。
「知人に紹介されたバイトのつもりだった」という自由学園の男子は、1、2年生のころ、ベンチャー経営誌を発行する出版社で取材や原稿執筆を任されたインターン経験が今も忘れられないと言います。
「取材相手に関心を持って、相手の話に感心する。二つのカンシンを大事にしなさい、という先輩の言葉を肝に銘じて働いています。電話対応や名刺交換などビジネスマナーも身につけることができました」
学生がインターンシップに参加する動機で多いのは「仕事への理解」と「業種への理解」ですが、採用に有利になると考える学生も多いようです。
会社によって、「採用直結型インターン」があるのは事実です。優れたアイデアを出す学生、魅力的な学生に早いうちから目をつけたいという思惑があります。一般の就活生よりも選考ステップ(面接など)が少なくなったり、内々定を早く出したりすることもありますが、「採用に直結」は少数のようです。
自分に足りないものを知るチャンス
就活エントリーシートを書く際、「どの会社でどんなインターンシップをしたか」を書かせる会社があります。また、面接でも「なぜその会社・業界でインターンをしたの?」「何を学んだの?」と質問されることがあります。
参加した事実よりも、大事なのは何を学び、何を感じたかです。時には大人に注意されながら、仕事や自分の能力への理解を深められるのが、インターンシップの最大の効果です。「何も知らない自分」を知るチャンスなのです。
タダ働きに意味はない、という考え方もあるでしょう。もちろん「参加しなければいけない」ものでもありません。しかし、採用に直結せずとも、おのれを顧みて成長のきっかけを見つけるチャンスです。目的意識を持って飛び込んでみてはどうでしょうか。