新卒14年卒の大学生採用数、計画に5.2%届かず
2015年春入社の採用活動で早くも実質的な内定を出す企業が目立つなど、採用競争が激しさを増している。今回の調査では、14年の大卒採用計画の総数に対する計画未達の割合は5.2%となり、前年を0.4ポイント上回った。
14年卒の大卒の採用実績は計画に対して文科系が97.9%、理工系は94.2%だった。円高修正やリストラの一巡などで製造業が採用数を増やしており、理工系の人材については、今春入社でも計画数を確保しにくかったことがわかる。
15年春の採用でも計画通りに学生を採れなかった企業は、採用活動の延長や中途採用など代替策をとる見込み。採用活動の費用増や人手不足のため商機を逃すことへの懸念も高まりつつある。
企業は優秀な人材の獲得競争に出遅れることを警戒し、昨年より採用活動を1~2週間ほど前倒しで進める動きが出ている。就職活動サイト「マイナビ」の三上隆次編集長は「学生にとって売り手市場となってきた」と指摘する。従来の採用基準を下げてまで、必要な人数の確保にこだわる企業もあるという。
ただ、人気企業についていえば、学歴や成績、留学経験などで採用対象を絞る傾向は変わっていない。優秀な人材を確保するため、外国人を含めてグローバルな規模で採用を計画する企業も増えている。