新卒新卒採用、動画で選考 日揮など200社超が導入
企業の新卒採用で学生がスマートフォン(スマホ)などで撮った自己PR動画を選考に使う動きが広がっている。2016年卒採用から日揮などが導入しオリエンタルランドも提出を必須にした。活用する企業は200社超。動画はエントリーシートで伝わりにくい学生の人柄や熱意などをつかみやすい。志望度の高い学生を見極め内定辞退の抑制につなげる。
学生は企業が定めたテーマに沿って1分程度の映像を自ら撮影し企業側の専用サイトに提出する。友人に自分の印象をインタビューしたり、英語で自己紹介したりする学生がいるという。企業は動画をエントリーシートや筆記試験とともに1次面接に向けた選考材料に使うケースが多い。
日揮は16年卒の採用活動から動画選考を導入する。事務職は必須で技術職は任意とする。技術職では約7割の学生が動画を提出しているという。日揮には例年、約2千人の学生からエントリーシートの応募がある。動画の閲覧には手間がかかるが「採用の初期段階で学生を絞り込めるのでコストも抑制できる」(日揮)。17年卒の採用でも動画選考を続ける方針。
13年卒の新卒採用から動画選考を始めたオリエンタルランドは、これまで任意だった動画の提出を16年卒から必須にした。16年卒の採用では「あなたが一番笑顔になれること」を動画のテーマにした。下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパンも16年卒採用から動画選考を始めた。内容が良ければ適性テストに加点する。
企業向け動画選考サイトを運営するリーディングマーク(東京・目黒)によると、16年卒の採用で同サイトを利用する企業は約200社。15年卒の採用時に比べて4倍となった。最近は大手企業に広がっているという。
