新卒栃木・茨城・群馬の3県、就活生呼び込みに力
北関東の3県が首都圏から若者を県内企業に呼び込もうと動き出す。栃木県は6月に職業体験をするインターンシップの説明会を、茨城県は10月に就職説明会を、東京都内で初めて開く。群馬県は女性限定の企業見学バスツアーを企画する。北関東の若者の多くは大学進学時に首都圏に流出し、そのまま就職する。人手不足や人口減少が加速しかねず、対策を急ぐ。
栃木県は6月下旬、県内企業のインターンシップの説明会を都内で開催する。東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県から大学1~3年生約100人を集め、インターンに参加する際のマナーや手続きの説明、実際に首都圏の大学から県内企業に就職した5人程度の若手社員による体験談などを予定する。今夏に有力企業や中小を合わせ百数十社で受け入れを目指す。
同県は今年度、首都圏の有力私大など70校超と協定を結び、就職に関する情報提供や学内でのセミナーなどを強化する。栃木出身の学生や、地方企業にも視野を広げて就職活動する学生に関心を持ってもらう狙いだ。
茨城県は県内50社程度を集めた合同就職説明会を、都内で開く。2回にわたって実施し、10月は大学4年生を、来年3月は同3年生を対象とする。インターンシップは、つくば市や東海村の「科学技術」、日立市の「ものづくり」といった有力産業別に展開。大学の夏と冬の長期休暇に合わせて行い、今年度から5年間で県内の学生も含め計1千人の参加を見込む。
一方、群馬県は女子学生向けに、都内を発着するバスに乗り込めば県内企業を見学でき会社説明が受けられるツアーを、昨年度に続き夏から秋にかけ実施する。今年度は、首都圏など県外の大学に通うが夏休みで群馬に帰省する学生も狙い、都内のほか県内を発着するバスも運行。計50人の参加を見込む。ターゲットを女性に絞るのは、人口減少対策としての効果をより高める狙いからだ。