新卒15年卒の採用活動「前倒し」26.6% 早期に囲い込み
リクルートキャリア(東京・千代田)が12日まとめた「就職白書2014」によると15年に卒業する学生の採用活動を14年卒に比べ「前倒しする」企業は26.6%だった。前年の調査より3.9ポイント上昇している。景気の回復基調を受けて各社が採用を増やす見通しで「採用競争が一段と激しさを増す」(岡崎仁美・就職みらい研究所長)見通しだ。
14年卒の採用活動では大学3年の12月に説明会開催を始め、4年4月に内定を出す企業が多かった。15年卒も66.8%の企業が採用スケジュールは「同じ」と回答したが、優秀な人材をいち早く確保したいという企業は多い。人数を確保するため、採用基準を緩和する企業も増えそうだ。
採用人数が計画に達しない場合でも採用水準は下げないとする企業は51.9%と半数を超えているが前年より4ポイント低下。「未定」も3.1ポイント増え38.3%となった。
企業が危機感を強める背景には、14年卒の学生に対する満足度の低下がある。従業員数5千人以上の大手企業は「学生への満足度」は13年卒より8.1ポイント低い71.0%にとどまった。計画通り人数を採用できた割合は67.7%と3ポイント高まっており「量は確保できたが質には不満が残っている」(岡崎氏)ようだ。
一方で学生側の入社予定企業への満足度は高い。文系学生で77.3%が、理系では80.3%の学生が「満足している」と答えた。いずれも13年卒を上回っている。