「自分が商品になっている」新卒紹介会社に気をつけろ

新卒「自分が商品になっている」新卒紹介会社に気をつけろ

早い学生はすでに大学が休みに入っていると思います。就職活動をする学生は、3月の本格開始に向けてスーツやカバン、靴の購入など準備を進めていると思います。また就職活動を円滑に進めるためにも、さまざまなサイトから情報を集めている方も多いはずです。就活生向けのサイトは、大手ナビサイトから就職活動を支援してくれるサイトとさまざまなサイトがあり、多くの企業が就活支援をしています。その中で本日は、新卒紹介企業について紹介させていただきます。

発展しなかった新卒紹介業が増えてきた

新卒紹介は、もともと人材紹介業を行っている企業が多角化として行っていることが多いです。人材紹介企業の収益源は、「紹介料」が大部分を占めています。人材紹介は中途から派遣、専門職とさまざまな紹介を行っています。そこで最近よく目にするのが新卒紹介です。人材紹介と同じビジネスモデルとなっているのですが、紹介人材が仕事経験のない学生になります。実は過去より新卒紹介ビジネスは、存在しておりましたが企業にとってあまりいいビジネスモデルではなかったため、発展してきませんでした。下記にその理由をいくつか挙げてみました。

・紹介先企業の内定を辞退する学生が多い(紹介料の返金が多い)

・学生側と企業側で互いが求める内容をマッチさせることが困難(金額の割に対応が大変)

・供給側(学生)と需要側(企業)の両方の母数を増やすことが困難

・ITが未発達だったため学生、企業も多くの情報を得ることができなかった

新卒紹介は、潜在的に需要があると考えられておりましたが、中途や派遣と比べてしまうと、割に合わない部分が大きく積極的に事業を拡大する企業が少なく発展しなかったと考えられます。

このような過去の経緯がありながら、最近新卒紹介を行う企業が増えてきております。そこにはビジネスモデルの転換あったと考えられます。現在も【オンライン就活】と呼ばれる、大手ナビサイトを利用した就職活動、採用活動が主流となっています。オンライン就活は、大量の情報を多くの学生へ提供することを可能にしました。その弊害として、人気企業にはエントリーが集中してしまい、必要な人材を見極めることが難しくなり、中小・ベンチャー企業は、大手ナビサイトでは埋もれてしまい母集団を集めることすらできず、計画通りの採用ができない状況を生み出してしまいました。

会員登録させて個人情報を入手

この結果、企業側は今までのように母集団の獲得を目的にするよりも、自社に合った人材に直接接触して選別する、【オフライン就活】に注力する企業が増えてきたのです。この点に着目した人材紹介企業が、企業が直接接触できる人材を確保するためにさまざまなサイトを作っているのです。これらサイトの目的は主に個人情報の確保になります。

「就職活動の支援を無料でします!」、「〇〇株式会社による業界研究が無料で受けられます!」といった内容をSNSで拡散することで、サイトに会員登録をさせて個人情報を入手しているのです。その後、契約企業の要望に合った人材を個人情報より選択していき、学生に契約している企業を紹介していくのです。

ここで学生の皆様に注意していただきたいのは、【自分が商品になっている可能性がある】ということです。新卒紹介企業から紹介された企業について説明を受けると、良い面ばかり説明してくることが多いです。理由としては、せっかく売れそうな商品にわざわざデメリットを伝えてしまっては損をしてしまうからです。

これから就職活動をしていく学生の皆さまには、紹介企業などの甘い言葉にのらないで主体的に行動して、自分自身の未来を切り開いていただきたいです。来年の今頃に後悔しないように就職活動を行ってください。

(「内定塾」講師 脇坂健一郎)

ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、名古屋、大阪、福岡の主要都市を中心に全国12校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が週替わりで、就活事情の最前線をご紹介します。

内定塾:http://www.naitei-jyuku.jp/

内定塾の志望動機:http://www.naitei-shiboudouki.com/