新卒若手エンジニア500人に聞いた憧れのエンジニアランキング
日本経済新聞社が今年4月に発表した、2015年春の採用計画調査の結果によると、理工系の大卒新卒採用計画は2014年、15年ともに増加傾向。近年は成長分野に重点的に採用人数を充てる企業が多い傾向がある中で、理工系(大卒)の採用計画が文系を上回っていることから、日本の企業がエンジニアとなる人材の採用に積極的であることが伺える。
そんな中、株式会社メイテックが、今後の日本経済の成長の鍵を握るとも考えられる新卒・若手エンジニアに対して、エンジニアとしてのキャリアの考え方や、憧れのエンジニア・技術者、携わりたい分野などについてアンケート調査を実施。調査の結果、新卒・若手エンジニアが憧れるエンジニアは、本田宗一郎がトップとなり、専門分野を極めるよりも様々な分野に携わるキャリアをめざしていることが明らかとなった。また、作ってみたい物は自動車、ロボット、ロケット、世の中に役立つものという順になった。
◎憧れのエンジニアは「本田宗一郎」が1位、職場の上司や先輩を挙げる人も多数
著名なエンジニアや技術者などの中で、理想・憧れとするエンジニアを聞いたところ、第1位はホンダ創業者の本田宗一郎が挙がった。第2位には、発明の父トーマス・エジソン、3位にスティーブ・ジョブズ、4位に僅差で松下幸之助と続いた。この質問に対しては、著明な人ではなく「職場の上司・先輩エンジニア」「父」「大学の教授・指導教官」を挙げる人も見受けられた。
◎目指すキャリアパスは「生涯エンジニア」がトップ、キャリアタイプはゼネラリスト型が6割
エンジニアとして理想のキャリアパスについて聞いたところ、「生涯エンジニア」と答えた人が最も多く33.7%、次いで「エンジニアを極め、将来管理職にステップアップ」が33.1%だった。合計66.8%の若手が、現場/マネジメントと違いはあれエンジニアとしてものづくりに関わる意向を持っていることが分かった。2014年新卒者では47.8%が「エンジニアを極め将来管理職へキャリアアップ」を志望しており、堅実な傾向がうかがえる。一方、なりたいと思うエンジニアのキャリアタイプについて、「様々な分野に携わるゼネラリスト型」と「1つの専門分野を極めるスペシャリスト型」のどちらに近いか聞いたところ、ゼネラリスト型を「最も近い」が26.2%、「どちらかと言うと近い」が34.0%となり、60.2%がゼネラリストの意向をもっている結果となった。2014年新卒者では「どちらかというとスペシャリスト型」が31.3%を占めやや高めとなった。
◎2014年新卒入社エンジニアの傾向は、熱意がありつつ出世意欲も?
「生涯エンジニア」を目指す割合が入社数年経った若手よりも高く、エンジニアに対する熱意が強い。一方で、ゆくゆくは管理職を目指す意見が多かったことから、マネージャー層への出世意欲も伺える。
◎エンジニアを目指した理由は「科学・物理好き」が圧倒
エンジニアを目指した理由としては「科学・物理が好きだった」「得意だった」という物が最も多く、次いで「車や精密機器、電子機器が好き」が挙った。一方巷で良く言われる「SFやアニメの影響でエンジニアになった」という理由は、最も少なかった。本調査からは、「ものを作ったり機械いじりをすること」への興味が高じてエンジニアを選んだ姿が浮かび上がる。また2014年新卒者では44.8%が「科学や物理が好きだったから」と回答した。
◎将来作りたいもの1位は「自動車関連」
将来携わりたい分野やプロジェクトについて聞いたところ、自動車分野が最も人気を集めた(34.0%)。次いでロボットなどの産業機器分野(21.0%)、航空機・ロケット関連(18.0%)、医療関連(17.0%)、素材関連(17.0%)、スマホ・タブレット関連(16.4%)となった。