新卒就活解禁、でも学生の2割超はすでに内定 企業の採用意欲は高め
2023年春に卒業予定の大学3年生らを対象にした会社説明会が1日、政府主導のルール上で「解禁」された。企業の採用意欲は昨年よりも高いうえ、新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感から、学生や企業の多くは前倒しで活動を開始。すでに内定を得ている学生も少なくない。
就職情報会社のリクナビは午前11時から東京ビッグサイト(東京都江東区)で合同企業説明会を開催。コロナ対策として、入場時間を分けて完全予約制とし、約250社がブースを構えた。朝から開場を待っていた都内の私立大3年の男性は「ネットで色々と情報を集めていたが、対面で企業の話を聞ける貴重な機会なので来た。身が引き締まります」と話した。
企業の採用意欲は回復傾向にある。就職情報会社ディスコの1~2月の調査によると、学生の採用見込みが前年の同時期より「増加」した企業は26・6%で、「減少」の6・0%を上回った。
政府主導のルールでは「3月に説明会などの広報活動解禁、6月に面接解禁」となっているが、ディスコによると、面接は解禁前の3月中旬、内定出しは4月下旬に始める企業が最も多い。また、2月1日時点で内定を得ていた学生は20・2%と、22年卒の同時期を6・7ポイント上回っている。22年卒が内定率20%を超えたのは昨年3月1日時点で、今年は1カ月程度、就職活動の日程が前倒しになっているという。