新卒東芝、新卒採用を再開へ 18年4月入社から
東芝は18日、中止していた事務系・技術系の大学新卒の採用を2018年4月入社から再開する方針を明らかにした。昨年発覚した会計不祥事の事態収拾と並行して進めたリストラの一環で、17年4月入社については採用活動をやめていた。財務面では厳しい状況が続くが6月に新体制が発足し、足元の業績も比較的堅調なことから再開に踏み切る。
同日、都内で約4年ぶりに開いた技術戦略説明会の冒頭で綱川智社長が明らかにした。具体的な採用人数は今後詰めるという。東芝は中止前までは800~1000人規模の採用計画を維持してきた。
東芝は事業を半導体と原子力中心のエネルギー、昇降機などの社会インフラの3分野に絞り込み経営再建を進めているが、再生には「新規の人材確保を続ける」(綱川社長)ことが不可欠と判断した。
17年春入社の採用中止は、今年3月の事業計画の記者会見で室町正志前社長が表明していた。長年、東芝に人材を送り込んできた理工系大学からは不満の声もあがっていたほか、技術承継に空白が生まれることの弊害が指摘されていた。