総合牛丼チェーン(吉野家、松屋、すき家)店の求人件数で見る、人材不足の現状。
最近では「労働者派遣法」などの法令に関するものや、雇用形態や性別、国籍などが多様化してきた「働き方」についてなどが話題を集めていまたが、ここ最近では「人材不足」が大きくクローズアップされてきているようです。
そこで今回は、「人材不足」で特に注目を集めている牛丼チェーン店の求人件数を調べました。
参考として、店舗数、売上高の比較も行っているのでさっそく見ていきましょう。
| 吉野家 | 松屋 | すき家 | |
|---|---|---|---|
| 店舗数 | 1,190 | 976 | 1,985 |
| 売上高 | 930億円 (前年同期比1.06%増) |
738億円 (前年同期比0.6%減) |
1,799億円 (前年同期比1.0%増) (なか卯含む) |
| 牛丼(牛めし) 並盛の価格 |
300円 | 290円 | 250円 |
参考:株式会社吉野家ホールディングス 連結セグメント情報/ 株式会社 松屋フーズ 平成26年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) / 株式会社ゼンショーホールディングス 平成26年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
店舗の数では、吉野家さん、松屋さんに比べてすき家さんはその倍と大きく差が開いています。
売上でも、すき家さんが1400億円程度(連結での数字になっているので、単純に店舗数で按分)となり、やはり大きく差が開いています。
■集計の概要
<集計対象媒体>Weban、バイトル、マイナビバイト、フロム・エーナビ、タウンワーク
<集計内容>3月から5月にかけて、月1回の定点観測。
そして、求人件数です。大きく変動があるのは、やはり3月以降のすき家さんになります。
3月の初め頃から閉店や人手不足の情報がTwitterで拡散され始め、3月の後半になるとニュースでも取り上げられるようになりましたが、求人件数を見てみても2月と比べて約5倍の求人広告の出稿数となり、その後も高い件数で推移しています。3月のタイミングでは、吉野家さんとの比較で5倍程度になっています。
松屋さんは、自社ホームページでの応募が主となっており求人媒体への出稿数は少ないですが、直近では求人媒体への出稿も見られ、各社ともに人材確保に力を入れている様子が伺えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
人手不足は、外食産業だけではなく建設や流通でも懸念されていて、全体で見ても、求人数が求職者数を上回る状態が続いています。
そんな中、ユニクロさんをはじめ、イケアさんやスターバックスさんなどでは、パートやアルバイト、契約社員を正社員と同等の待遇にすることを発表するなど、人材確保に向けてこれまでの非正規雇用化と180度違った流れも発生してきています。
しばらくは続きそうな人材不足が起爆剤となり、労働市場のさらなる活発化、多様化が進んで行きそうです。

