総合給与総額、3年ぶりプラス 13年度0.1%増
厚生労働省が16日まとめた2013年度の毎月勤労統計調査(確報)によると、給与総額は平均31万3995円と前の年度に比べて0.1%増えた。プラスになるのはリーマン・ショック後の落ち込みから回復した10年度(0.5%増)以来3年ぶり。景気の回復で賞与や残業代が増えたため。
5人以上の事業所を調べた。給与総額の内訳をみると、残業代にあたる所定外給与は受注が増えたことで1万9338円と3.6%増えた。業績の持ち直しを受けて、賞与は5万3593円と1.7%増えた。一方、基本給にあたる所定内給与は24万1064円で0.5%減った。賃金が安いパート労働者の比率が29.53%と0.56ポイント上がったため、8年連続で減った。
産業別にみると、給与総額が伸びたのは、運輸・郵便業(2.3%増)、建設業(1.6%増)、製造業(0.8%増)といった業種で、いずれも残業代や賞与が増えた。働き方の違いで見ると、フルタイムの一般労働者は0.7%増、パートタイム労働者は横ばいだった。
厚労省が同日まとめた3月単月の給与総額は27万6688円で、前年同月と比べた伸び率は0.7%増と速報値と同じだった。消費増税前の駆け込み需要の影響で、残業代が卸売・小売業で8.2%、運輸・郵便業で12.2%伸びた。