静岡県、保育士の復職支援 研修開催や資格取得助成も

総合静岡県、保育士の復職支援 研修開催や資格取得助成も

静岡県は保育施設の保育士確保を支援する。保育士の資格を持ちながら、施設で働いていない「潜在保育士」を施設に紹介するほか、現場復帰のための研修も開催。保育士の資格取得希望者には費用を助成する。待機児童対策で県内の保育施設の定員は今後さらに増える見通しで、急増する保育士需要に備える。

県が新設する「静岡県保育士・保育所支援センター」が保育施設の求人と、就職を希望する潜在保育士の情報をそれぞれ収集。潜在保育士には育児などの理由から短時間勤務を希望する人が多いため、同センターが施設と潜在保育士の双方のニーズを調整した上で、就職をあっせんする。

同センターは5月25日に浜松市内で潜在保育士らを対象にした就職説明会を開催。今後は静岡市とも連携し、県中部や東部でも説明会を開く。

潜在保育士の現場復帰に向けた研修では2日間の講義を開催。東部、中部、西部で計150人を対象に実施する計画だ。このうち、希望者には保育施設で3日間の実習も用意。講義と実習を通じ、潜在保育士に施設の現状を理解してもらい、現場復帰につなげる。

同センターでは潜在保育士のほか、保育士の資格取得を希望する人からの相談も受け付ける。幼稚園の教員免許を持つ人や、保育士資格はないものの保育施設で勤務している人などが保育士の資格を取得するための通信講座などの費用も県が助成する。

待機児童対策で保育施設の整備が進む一方で、保育士の確保に苦労する保育施設も多い。県は今後、保育施設の整備と並行し、保育士確保の支援策を強化する方針だ。