総合「人を活かす会社」の条件 休暇や労働時間に関心
ビジネスパーソンが考える「人を活かす会社」の条件とは何か――。調査の配点ウエートを決めるため、大手企業で働く人を対象にアンケートを実施すると、休暇や労働時間の適正な運用を重視していることがわかった。
「ビジネスパーソン調査」と題し、「人を活かす会社」調査と並行して62項目について重視するかどうかを聞いた。「非常に重視する」との回答が最も多かったのが「休暇の取りやすさ」(43.1%)で、「労働時間の適正さ」(37.9%)が続いた。
背景には働く人が十分な休暇をとれず、長時間労働を強いられている実態があるとみられる。回答企業全体では2013年度の有給休暇の取得率が平均56.7%で、30%に満たない企業も1割近くあった。
平均の年間総実労働時間も12年度より3.5時間増えた。13年度は好業績だった企業が多く、所定外労働時間が3%程度増えたことが響いた。
3位は「社員の勤続年数の長さ」(33.7%)、4位は「雇用の維持」(29.9%)で長く働き続けられるかどうかも関心を集めた。前年調査で17位だった「人事考課の評価結果・目標達成度フィードバックの有無」が10位に浮上した。日立製作所が管理職の賃金体系から年功要素を廃するなど、「実力本位」の評価に移しており、働く側の関心も高まっているようだ。