採用成功の鍵は、企業・採用ホームページからの情報発信にあり!ゼロからはじめる「採用情報」発信術

総合採用成功の鍵は、企業・採用ホームページからの情報発信にあり!ゼロからはじめる「採用情報」発信術

  • 「企業・採用HP」の情報が少ない企業は必見!ゼロからはじめる「採用情報」発信術
  • 転職活動者の9割が「企業HP」、7割が「採用HP」から企業情報を収集すると回答
  • 情報発信時に検討材料になる!転職活動者が欲する「採用情報」の内容は?

「企業・採用HP」の情報が少ない企業は必見!ゼロからはじめる「採用情報」発信術
2017年10月末に発表された全国の有効求人倍率は、【1.52倍】。前月同水準となりましたが、6ヶ月連続でバブル期並の数値を更新し、中途採用を行なう企業は引き続き、採用が難しい状況です。
有効求人倍率の推移
転職活動を行なう求職者は、ハローワークをはじめ、求人サイト他、膨大な求人情報を取得し、転職先の企業を複数社の中から選ぶことができる売り手市場。そんな景況感の中で、採用の競合となる他社と差別化していくには、採用情報の広報にも工夫が必要です。そこで今回は、『ゼロから始める「採用情報」発信術』と題し、転職活動を行なう求職者への情報発信の手法と内容について考察します。ぜひご参考ください。
転職活動者の8割が、「企業に応募する前に情報収集を行なう」と回答
Q.転職活動のどの段階で、情報収集に力を入れますか?(複数回答可)
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調査対象:エン転職会員 調査方法:インターネットアンケート 調査人数:390人
まず、転職を行なう求職者の方々に、転職活動のどの段階で、企業研究(情報収集)に力を入れるか伺いました。一番多く回答を集めたのは、「企業に応募する前」82%。応募の判断をする際に情報収集をするという回答がTOPでした。次いで「応募後~面接前」が50.0%。書類選考を通過し、面接を行なう前に情報収集するという理由。 総じて、転職活動の前半戦部分で、情報を必要としていることが見て取れます。では、情報収集はどこから行なうのか、次ページからご確認ください。
Q.転職活動中、企業に関する「情報収集」は、どのように行ないますか?(複数回答可)
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転職活動者が企業研究を行なう際の情報源として、もっとも多かったのは「企業ホームページを確認する」88.7%。約9割の求職者は、企業のホームページをチェックしていることがわかります。2年前に行なった同様の調査でも「企業ホームページ」を確認する求職者は最多の76%でしたが、10ポイント以上の上昇となっています。

次点は、「口コミサイトや口コミ検索で企業を調べる」が71%。こちらも2年前の調査から10ポイント以上の上昇が見られました。3位は「企業ホームページ内の採用ページを確認する」70.4%。伸び率では5ポイントなものの、企業研究の情報源として重要視されていることがわかります。以下、上位3つの情報源に関して、情報収集する理由をフリーコメントで伺いました。見られているポイントをご参考ください。

転職活動者が、「企業のホームページを確認する」理由
  • ●製品やサービス、主要取引先、従業員数などから実際の業務イメージを起こすため。
  • ●その企業が一番言いたいことを考え抜いたホームページであり、口コミなどではない企業自身の言葉で語っているものなので。
  • ●企業がお客様に対して、自社を表現している媒体だから。
  • ●口コミも気にはなるが、私情を挟んだ投稿の可能性もあるので、まずは会社のホームページをみる。内容、構成や情報量メンテナンス具合で、まずはなんとなくの会社の雰囲気を予想する。
  • ●概要、方針、心得、等々、HP作成センスから会社経営の意気込み、全てに於いて大まかな社風や自身との相違を見つけやすい。
  • ●社長の理念を知るため。会社の方向性が分かり自分とマッチするかどうか確認する。
  • ●求人紹介のある企業で実際に行なっている事業説明や力を入れている点の記載があったり、働き方や実際働いている社員のインタビューなども参考になるため。
企業ホームページを確認する理由として、顧客向けに自社のアピールをしているページであり、自社の言葉で表現している部分を見ているというコメントが散見されます。社長メッセージや企業理念、社風部分で、自身とのマッチングを測っているというコメントも。逆に考えれば、企業ホームページに情報が少ないことで、転職活動者が応募を避ける可能性もあり得るということ。

特に中小企業においては、「企業ホームページが対顧客向けに作成されており、採用候補者向けの情報がない」、「採用情報ページはあるものの、コストや手間がネックとなり、更新がほとんどされていない」という声が聞かれますが、上記の声を聞く限り、中途採用を行なう際、企業ホームページを更新することも検討する必要がありそうです。

転職活動者が、「口コミサイトや口コミ検索で企業を調べる」理由
  • ●企業のホームページだけでは良い事しか書いていないので、実際の就業実態を参考にしたい為。
  • ●実際に入社してみないとわからない事柄がわかり、社風を推測することができるから。
  • ●口コミは個人の主観が入ってしまうが、企業が開示する都合のよい情報よりも当てになると感じるため。
  • ●どんなにいいことが求人情報に書いてあっても実際に働いている、働いていたという方が会社に対してどれだけ満足しているのか、またはどれだけ不満があるのかを見るようにしています。
  • ●入社後の提示条件と実在の待遇・環境に差がないか、実際入ってみないとわからないことが大半なので予測と現実の差を少しでも少なくする為。
  • ●企業のホームページでは日常的な会社の様子はあまりわからないと思うため。口コミサイトは真偽不明なので、話し半分で見るようにしているため。
  • ●会社の実際の雰囲気、良し悪しは結局入社するまでわからない。さらに、悪いところ、改善すべきところを積極的に広報する企業はまずないが、そうしたことこそが、入社後に「ここで良かった」と思えるかどうかを左右すると思う。実際に働いた人の口コミには、企業がわざわざ広報しない企業の問題点や、実際に働いた人が感じた内側から見たその企業の情報が凝縮されていると感じる。
  • ●会社HPの情報が足りないため。
口コミサイトや口コミ検索で企業を調べる理由は、「実際に入社してみないとわからない社風や本音」部分を知りたいというフリーコメントが散見されています。企業ホームページで対外的にアピールする部分を調べ、口コミで実情を確認するという二段構えでの情報収集をしている転職活動者の動きが見て取れます。

また、口コミサイトは「満足している人には100点でも、不満な人には0点になる」など、人による主観が入ることと頭に入れて閲覧している人が多く、全面的に信用するわけではないものの、企業ホームページに現れない声として確認しています。

自社への口コミは企業側ではコントロールできませんが、発信された口コミに向き合い、どう対処するかが重要になります。マイナスな口コミ情報を受けた際は、自社で改める部分は真摯に改め、企業側から改善の取組を口コミサイト等に発信することで、応募者に好印象を与えた事例も数多くあります。ご検討ください。

転職活動者が、「企業ホームページ内の採用ページを確認する」理由
  • ●採用に特化した情報を載せていると考えるため。企業の概要を知りたければ企業HPを見ることもあります。
  • ●求める人材が一番ストレートに表現されていると思うため。
  • ●企業がどの分野を強化し、どういった人材を必要としているのかを把握し、求められているスキルと自身のスキルがマッチしている部分をPRするため。
  • ●どういう人材を欲しているか、会社のミッションやバリュー、先輩社員の声などがあり、面接対策の参考になる。
  • ●実際の仕事について書いてあることが多いから。手早く見ることができるから。
  • ●仕事終わりなどに簡単に見る事が出来、採用情報を見ればその企業が現在採用募集しているかどうか分かると考えたから。
  • ●採用情報を見て福利厚生等の内容を確認しておきたいから。
  • ●どの様な人材を求めているのかの確認と、労働条件の確認。
採用ページを確認する理由で多かったのは、採用に特化したページのため、わかりやすいという回答でした。特に就業中の転職活動者の場合、求人情報を調べている時間が少ないため、端的にまとまった採用ホームページはわかりやすいというコメントが散見されています。

また、詳細な仕事内容や、社員紹介のインタビューを読むことで、面接の対策として参考になるという声もあり、採用ホームページがあることによって、転職活動者の志望度の向上や具体的な勤務イメージの醸成に役立つことが見て取れます。

転職活動者に発信すべき「採用情報」の項目とは?
前ページまでに、転職活動者が情報収集に行なう採用情報の種類と、理由に関してご紹介しました。では、実際に企業ホームページや採用ホームページを作る際に、なんの情報を掲載すればよいのでしょうか?最後に、転職活動者に聞いた「欲しい採用情報」の項目を、会社・仕事・待遇それぞれに分けて、ご紹介します。
最も求められている会社情報は、「展開する事業・サービス概要」。
Q.「会社情報の収集」を行なう際、何の項目を確認しますか?優先順位の高いものから「3つまで」選んで回答してください。
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転職活動者が、会社情報でもっとも確認したい項目は「展開する事業・サービス概要」66.2%。対顧客向けの情報とはなりますが、転職活動をしている人も注目していることがわかります。そのため、発信している情報が古いサービス情報である場合や、更新が止まっている、簡素すぎる場合は、更新を検討したい情報です。 事業・サービスの将来性や安定性、売上と合わせて収益性も確認するなど、意欲的な転職活動者は数値面も確実にチェックしています。ぜひご検討ください。

2位の「社風」は57.9%。入社後にしかわからないという声もあるものの、会社としての考え方や理念に根ざした風土などは事前に確認したい部分のようです。社内や社員の写真などがイメージ醸成にも繋がりますので、文字の多いホームページになっている場合は、ビジュアル面の強化もポイントになりそうです。

最も求められている仕事情報は、「仕事の詳細」。
Q.「仕事情報の収集」を行なう際、何の項目を確認しますか?優先順位の高いものから「3つまで」選んで回答してください。
グラフ
圧倒的に知りたいという回答を集めたのは、「仕事の詳細」88.8%。「入社後、思い描いていた仕事内容と違ったと後悔したくない」という声の他、仕事の流れや、成果、評価の仕方まで、細かく知りたいという声も。特に職種未経験者は、自身でもできる仕事内容かどうかを確認したいというコメントが多く、単純に仕事情報の羅列を記載するのではなく、わかりやすい情報提供が必要です。

また、求人サイトの情報と、企業ホームページ、採用ホームページでの情報が統一されていない場合、転職活動者から不信につながるというコメントもあり、求人サイトの情報が最新の場合は、企業ホームページ、採用情報ページも合わせた更新を意識できればベターです。

最も求められている待遇・環境情報は、「給与・賞与」。
Q.「待遇環境情報の収集」を行なう際、何の項目を確認しますか?優先順位の高いものから「3つまで」選んで回答してください。
グラフ
待遇・環境情報でもっとも知りたいと回答があったのは、「給与・賞与」情報80.8%。圧倒的なTOPとなっています。給与や賞与の根拠やモデル例、みなし残業の時間も正確に知りたいというニーズが散見されています。 情報の齟齬によって、大きなトラブルに発展しかねない「待遇・環境」の情報は、転職活動者の生活に関わる重要な情報となるため、正しい情報発信をしましょう。仕事情報と合わせて、求人サイトと企業ホームページ、採用ホームページで齟齬がないよう、情報提供を行ないましょう。