総合埋もれた人材活用、ネットサービス進化で広がる
ネットサービスの進化で、より幅広い層の人材を活用できる環境が整ってきた。ビジネス向け交流サイト「リンクトイン」では個人の能力がガラス張りで、優秀な人材のヘッドハンティングなどに活用されている。
一方で膨大な情報が行き来するネット上では、飛び抜けたスキルを持たない個人は埋もれがち。こうした能力を発掘し、企業が活用するための仲介役として「クラウドソーシング」の注目が集まっている。矢野経済研究所によるとクラウドソーシングの市場規模は2013年度は246億円だが、17年度には1474億円と約6倍に成長する見通しだ。
ただクラウドソーシングに登録する個人の能力はまちまちで、発注側が求めるレベルの仕事が提供されないリスクもある。「品質保証」をどう確保するかという構造的な課題を抱えている。一部のサイトでは個人の能力を格付けするなど、発注側に分かりやすい仕組みを導入している例もある。市場が順調に成長するには、買い手の信頼を高める工夫も欠かせない。