不登校生徒の就職支援検討 文科省、追跡調査で非正規3割

総合不登校生徒の就職支援検討 文科省、追跡調査で非正規3割

中学3年生の時に不登校だった生徒の追跡調査で就職面に課題があることが分かり、文部科学省は9日、卒業後の就職支援を含めた具体的な対応策の検討を始めた。近く専門家による有識者会議を立ち上げ、調査結果を基に制度設計する。

調査は2006年度に中学3年生で不登校だった約1600人を対象に、5年後の11年時点(20歳前後)の状況を調べた。仕事に就いていたのは全体の53.4%で、パートなどの非正規雇用は全体の32.2%、正社員は全体の9.3%だった。

今後の生活設計に必要な支援策を尋ねたところ、「将来生きていくためや仕事に役立つ技術や技能の習得についての相談や手助け」が41.8%で最多。「仕事に就くための相談や手助け」も40.0%を占め、就職を巡り悩みを抱えている現状が浮き彫りになった。

一方、就学状況では、高校に進んだのは全体の85.1%、大学に進んだのは19.0%だった。大学への進学率は1993年度の中3を対象とした前回調査の6.6%からほぼ3倍となった。