40代女性が転職する際、年齢はネックになるのか?

女性雇用40代女性が転職する際、年齢はネックになるのか?

転職を考えている40代女性はいるだろうか? もしくは30代後半の方で現在の仕事を辞め、40代を境に転職を考えている女性もいるかもしれない。だが、転職を考える際に気になるのが年齢制限だ。あなたも転職の限界となる年齢について、あれこれと噂を耳にしたことがあるのでは。では40代女性が転職する際、年齢はネックになるのだろうか……? キャリアコンサルタントの安達瑠依子さんに教えていただいた。

■管理職経験、専門が無い状況ではかなり厳しい?

転職は『35歳限界説』ということが一般的に言われており、男女を問わず35歳を超えると難易度がぐっとあがります。日本社会は同じレベルなら年齢の若い人が圧倒的に有利なのが現実です」(安達さん)

ましてや女性が40代になってからの転職で管理職経験がなく、専門も持たない場合はハードルがかなり高くなるようだ。

「もちろん、直接面接で話せば、人間的な魅力や経験による対応力や思慮深さなどの強みで、年齢が若い人よりも選ばれる人はいますが、書類審査の最初の関門が年齢のため、面接にたどり着けないことが圧倒的です」(安達さん)

安達さんによると、人事が採用時に利用する転職サイトの管理画面は、氏名、性別、年齢が最初の画面という。

そのため、採用を39歳までと決めている場合は、40代は職歴等の内容を確認することもなく不合格とする企業が多いとのこと。稀に1~2歳のオーバーなら、念のため経歴を確認するというのが実情のようである。求人内容を見誤ると無駄な応募ばかりになる。

■40代女性の年齢がネックになる理由

だが、どうして年齢で区切る必要があるのだろうか? 専門性のない40代女性が転職をする際、年齢がネックになる理由を採用側の視点から教えていただいた。

「まず上司や先輩社員になる人たちが、自分よりも年上に指示をするのを嫌がるからです。年上に指示をするのは抵抗があり、やりにくいと考える人がほとんどです」(安達さん)

反対に、社会経験が自分よりも少ない年下から指示されることに抵抗を感じる人も少なくないようである。

「次に20代や30代に比較して伸びしろが小さく見えるので、例え現時点で業務を遂行できるレベルだとしても、将来のお荷物になる可能性が高いと感じられるからです」(安達さん)

また、専門性の必要がない業務であれば、若い女性や派遣社員を採用した方が人件費を安くできる理由もあるようだ。

「最後は転職動機が現実的で、職場選びの条件である優先順位に、給与・休日数や労働時間・勤務地が上位の方が多く、会社に対するロイヤリティを期待できない人が多いからです。会社のために頑張るという意識が低い人が多いです。特に転職回数が多くなってしまっている方はそう見えます」(安達さん)

ただしこれらの内容は、事務系の正社員への転職に限った話とのこと。スーパーのレジやサービス業は想定していない内容でご指摘いただいた。

さすがに40代後半になると、何の専門もなければ縁故でもない限り、一般事務系の転職は難しいようだ。現在転職に踏み切ろうとしている当該年齢の女性は、いま一度冷静になって転職を考えるきっかけにしてみて欲しい。