女性雇用働く女子の3大不安は「老後」「就業不能」「親の介護」
『保険クリニック』は20歳~60歳の働く女性500人を対象に、少子高齢化などでこれからの年金や社会保障制度に不安が多い今、働く女性がどんな事をリスクとして考えているのか、それに対しての備えはどのようになされているのか、など将来の経済的リスクについてアンケート調査を実施した。
調査の結果、20歳~60歳の働く女性のうち、「将来の経済的リスクはない」と回答した人は500人中33人だけで、残りの約93%は何かしらの経済的不安を感じていることが分かった。その内容は、「自分の老後」が最も多く(376人)、次いで「病気などで働けなくなること」「自分や配偶者の親の介護」だった。
■自分にとっての“将来の経済的リスク”には何がある?
自分の老後 376人
病気などで働けなくなること 292人
自分や配偶者の親の介護 280人
失業すること 176人
配偶者の死亡 91人
子供の教育資金の準備 56人
住宅ローン 47人
将来の経済的リスクはない 33人
その他 2人
20歳~60歳までの働く女性500人に将来の経済的リスクについて聞いたところ、93.4%は何かしらの経済的不安を感じていることが分かった。不安に感じている内容は「自分の老後」「病気などで働けなくなること」「親の介護」の順となっている。
■将来の経済的リスクへの備えとして何をしている?
貯金 280人
保険 172人
何もしていない 126人
投資信託 47人
株式投資 35人
不動産 10人
前問で「将来の経済的リスクはない」と回答した33人以外に、リスクへの備えとして準備しているか聞いたところ74.6%は何かしらの方法で準備していることが判明。その内容は1位「貯金」(60.0%)、2位「保険」(36.8%)で大半を占めている。3位はリスクがあるとは分かっていても「何もしていない」(27.2%)との結果になった。
■「将来の経済的リスクはない」、将来の経済的リスクの備えを「何もしていない」と答えた理由は?
何とかなると思うから 81人
その他 44人
公的な保障で足りると思うから 19人
退職金や年金があるから 11人
親の財産があるから 6人
何かあった時に借りればいいから 5人
半数は「何とかなる」から準備をしていない!
前々問で「経済的リスクはない」、前問で「何もしていない」と答えた159人に何故しないのか聞いてみると、1位は「何とかなると思うから」(50.9%)、2位は「その他」27.7%だった。その他の意見では「お金がない」「余裕がない」「何をすればよいのかわからない」との意見が多く寄せられた。リスクに対する備えが必要という認識がありつつも、金銭面や知識面の問題から手を打てていないことが伺える。
■将来の経済的リスクへの備え(Q2)に関して、月収の何%ぐらい使っている?
5%未満 32.6%
5%以上10%未満 31.1%
10%以上20%未満 18.2%
20%以上30%未満 7.6%
30%以上 10.6%
将来の経済的リスクへの備えをしている341人に月収の何%くらいを回しているか聞いたところ63.7%(217人)は月収の10%未満だと分かった。家計の適正配分では保険料は手取り金額の5%~10%以内、貯金は10%~15%くらいと言われている(地域により異なります)。前々問で貯金と保険で対策している人が多いことを見ると、それを合計した15~25%を、将来の経済的リスクへの備えとして準備できると安心だ。
■現在、保険には加入している?どんな保険に加入している?
加入している 80.4%
今は加入していない 6.2%
加入したことがない 13.4%
医療保険 307人
がん保険 158人
終身保険 153人
個人年金保険 141人
養老保険 47人
民間の介護保険 20人
何かわからないけど、加入している 13人
収入保障保険 9人
所得補償保険 4人
その他 4人
20歳~60歳までの働く女性500人全員を対象に保険に加入しているか聞いたところ、80.4%(402人)が加入していることが分かった。一番多いのが医療保険(307人、76.4%)。続いてがん保険(158人、39.3%)と、病気に対する備えを保険で準備している方が多いようだ。
最初の質問で不安に感じている内容と、実際に加入している保険種類を照らし合わせてみると、「自分の老後」の心配に対して将来への積み立ての役割にもなる「終身保険」「個人年金保険」「養老保険」が上位に来ている一方、「病気などで働けなくなる」心配に対して「医療保険」「がん保険」での備えが主流で「所得補償保険」で対策をしている人は4人と、少数だった。
また、500人中280人が「自分や配偶者の親の介護」が心配な項目としていたのに対し、自身が民間の介護保険に加入しているという人は、20人と、自分の世代のリスク対策は優先順位が低いことが分かった。
■保険を見直して、どんな効果があった?
保険料が安くなった 83人
自分の保険の保障内容がわかった 78人
保険の無駄な部分がわかった 72人
保険に対する知識が増えた 34人
家族の保険の保障内容がわかった 31人
自分に合っているとわかった 29人
シンプルでわかりやすくなった 24人
良い担当者に巡り会えた 15人
その他 6人
保険に加入している、または加入していたことがある433人に自分や家族の保険を見直したことがあるか聞いたところ、50.6%(219人)は見直し経験者だと分かった。保険を見直したことがある219人に見直してどんな効果があったか聞いてみると、1位は「保険料が安くなった」37.9%(83人)、2位は「保障内容がわかった」35.6%(78人)、3位は「無駄な部分が分かった」32.9%(72人)となった。
■今後、保険を見直したいと思う?
見直したい 見直したくない
見直し経験者 47.0% 53.0%
見直し未経験者 43.0% 47.0%
見直したい理由 見直したくない理由
見直し経験者 ・保険料を安くしたい、節約したい ・見直したばかり
・その時の状況に応じた保障額にするため・めんどくさい
・新しい良い商品が出るから ・持病があって入れないから
・自分に合っているか知りたいから ・今は必要ないから
見直し未経験者・保険料を安くしたい、節約したい ・見直す必要がない
・自分に合っているのかわからない ・めんどくさい
・保険の内容がわからない ・家族に任せてあるから
・不安だから ・何を見直せば良いかわからない
20歳~60歳までの働く女性500人全員を対象に今後、保険の見直しをしたいと思うか聞いたところ、見直し経験者も見直し未経験者も半数以上が「見直したくない」と思っていることが分かった。それぞれに必要な保障は時間の経過やライフステージの変化によって変わっていく。健康診断のように1年に1度、時期を決めて点検の習慣をつけておくと、そこまでの面倒にもならず将来の経済的リスクにも負けない対策が打てることだろう。
※調査方法
サンプル数 : 働く女性500人
年 齢 : 20歳~60歳
調査方法 : Webアンケート
調査期間 : 2015年8月31日~9月1日