管理職を希望する女性は46%、既婚者が未婚者を上回る

女性雇用管理職を希望する女性は46%、既婚者が未婚者を上回る

2020年までに女性管理職比率を30%へと政府が目標が掲げているが、実態は2013年度で6.6%(厚生労働省雇用均等基本調査より)とまだまだ遠い道のりであることが現状だ。エン・ジャパン株式会社は同社が運営する女性向け総合求人・転職支援サービス『エン転職 WOMAN』上で、20~40代の女性1,994名に「キャリア意識」について調査を行なった。

調査の結果、管理職を希望する女性は46%で、既婚者が未婚者を上回る結果になった。希望理由のトップ3は「収入」「仕事のやりがい」「自己成長」となっている。

また、8割の女性が仕事の幅を広げて、ずっと働き続けたいと回答。ずっと働き続けたい理由は「経済的に必要」「家庭以外の社会とのつながり」が上位に入った。働き方については「子供の手が離れたら以前と同様に働きたい」がトップに。既婚者は2年前の調査よりも「働く」意欲が向上していることがわかった。また、ライフスタイルの変化で周囲からサポートが得られそうと感じている女性は48%、20代は親で、30代40代はパートナーに期待しているものの、環境整備は道半ばといった感じだ。

■管理職を希望する女性は46%。既婚者が未婚者を上回る結果に。希望理由のトップ3は「収入」「仕事のやりがい」「自己成長」

「管理職になりたいと考えていますか?」と聞いたところ、「管理職になりたい」(16%)「どちらかといえば管理職になりたい」(30%)が合わせて46%で、現状の女性管理職割合6.6%よりもかなり高い数値となった。特に既婚者は、管理職を希望する女性が51%と未婚者の44%を上回っている。

「管理職になりたい」と回答した人に、理由を聞くと、第1位は「収入を増やしたい」(78%)、第2位は「仕事のやりがいを感じたい」(70%)、第3位は「自己成長したい」(54%)だった。「地位や肩書きが欲しい」という回答は14%に留まり、女性にとっての管理職は、ポジション以上に収入面や仕事のステージを上げたいという意向を反映しているようだ。

「管理職になりたくない」理由のトップ3は「家庭やプライベートを優先したい」(61%)「業務負担が重い」(47%)「プレッシャーなく働きたい」(44%)で、よく課題として挙げられる「ロールモデルがいない」は11%に留まっている。

■8割の女性が仕事の幅を広げて、ずっと働き続けたいと回答。ずっと働き続けたい理由は「経済的に必要」「家庭以外の社会とのつながり」

「結婚、出産、育児などライフスタイルの変化があっても、ずっと働き続けたいですか?」と質問をしたところ、76%の女性が「働き続けたい」と回答した。年代が上がるとともに「働き続けたい」という割合は高く、また既婚者では88%が働き続けたいと考えているようだ。

働き続けたい理由は第1位が「経済的な自立の道は持っておきたい」(69%)、第2位「生活のために収入が必要」(64%)、第3位「社会とのつながりを感じたい」(61%)、第4位「家庭人以外の自分も持ちたい」(59%)。年代が上がると「仕事にやりがいをもっている」(20代:20%、30代:29%、40代:32%)「働くことで社会貢献をしたい」(同14%、24%、26%)と仕事そのものに価値を感じている項目のポイントが上昇している。

■ライフスタイルの変化に伴う働き方は「子供の手が離れたら以前と同様に働きたい」がトップに。既婚者は2年前の調査よりも「働く」意欲が向上

「結婚や出産などライフスタイルの変化とともに、働くことに対する意識は変化すると思いますか(変化しましたか)?」という質問に対して、「変化する」(48%)「変化するかもしれない」(45%)という回答が93%に上った。ライフスタイルの変化を経験している既婚者は、78%が変化を実感しているようだ。変化の内容を伺うと、もっとも多かったのは「結婚・出産後は少しペースを落として働くが、子供の手が離れたら以前と同様に働きたい」(50%)。

特に既婚者は「結婚・出産後は少しペースを落として働くが、子供の手が離れたら以前と同様に働きたい」という回答が、2013年の同調査での47%から56%と上昇しており、ライフイベントが落ち着いたら独身時代のように働きたいという意欲の向上が見られる。

■ライフスタイルの変化があった際、サポートが得られそうと感じている女性は48%。20代は親に、30代40代はパートナーに期待しているものの、環境整備は道半ば

「ライフスタイルの変化があった際、パートナーや両親からサポートを得られやすい環境ですか?」と伺うと、「はい」という回答は48%に留まり、8割の女性が働き続けたいと考えているものの、環境がまだまだ整っていないことを感じさせる。年代や未既婚別の傾向を見てみると、20代は「親の協力が得られる」という回答が42%、30代・40代は「パートナーの協力が得られる」がそれぞれ39%・37%で最多となった。

既婚者でも「パートナーの協力が得られる」(58%)が圧倒的に多く、パートナーとの連携が肝になっているようだ。「親御さんは、あなたの今後の働き方についてどのような希望をされていると思いますか?」という質問には、「家庭と仕事を両立してほしい」(39%)が最多で、「出産後は、育児に専念してほしい」(9%)や「結婚と共に、家庭に入ってほしい」(4%)は少数派であることが分かった。

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン転職 WOMAN』を利用している20~40代の女性 1,994名
■調査期間:2015年6月3日 ~ 6月8日