女性雇用日立、役員級に初の女性 人材の多様化を加速
日立製作所は4月1日付で、荒木由季子CSR・環境戦略本部長兼ヘルスケア事業本部長(54)を役員級の理事に登用する。女性の役員級登用は1910年の創業以来で初めて。
独シーメンスなど世界大手との競争に勝つためには多様な人材が必要とみており、管理職の女性も現在の434人から2020年度までに1千人まで増やす計画だ。
荒木氏は経済産業省でエネルギー畑を歩み、12年に日立に入社した。自社の傘下にある5財団を統合するなど、CSR(企業の社会的責任)分野で実績を上げた。成長分野に位置付けるヘルスケア事業では4月から渉外本部長として対外的な折衝を担う。
日立は経営の監督と業務執行が分離している委員会設置会社で、執行役(32人)と理事(52人)が社内役員として扱われる。15年度までに女性役員を登用する目標を13年に掲げ、人選を進めていた。社外取締役には女性が就いている。