愛知)託児依頼、ママ同士で 派遣会社と仲介サイト協力

女性雇用愛知)託児依頼、ママ同士で 派遣会社と仲介サイト協力

名古屋市内を中心にパート型人材派遣サービスを展開する「エンプロ」(名古屋市中区)が、ママ同士で子どもを預け合うサイト「子育てシェア」の運営会社「AsMama(アズママ)」(横浜市)と協力し、働くママを支援する取り組みを始めた。同サイトの登録会員数は全国で2万人を超えており、2社の協力は、この地方での「子育てシェア」の普及を後押ししそうだ。

エンプロは、名古屋とその周辺を中心に約5300人が登録している。結婚、出産などを機に勤務日数や時間の制約から働く機会を失った主婦らが登録しており、企業の繁忙期に合わせて、時間の融通が利く短時間勤務に派遣している。

今回のアズママとの協力は、登録会員への福利厚生の一環として実施する。

アズママは、子どもの預け先探しに苦労した母親たちが「困った時はお互い様。働く母親を支援しよう」と立ち上げた。

登録者の専用サイトでやりとりをするが、お互い顔見知りであることが前提で、その安心感が特徴だ。顔見知りになるための交流イベントを開くなど、利用環境も整備している。

会員登録はだれでも可能。住所、電話番号、子どもの通園・通学先を入力すると、条件に合う顔見知りの会員の一覧が表示される。その中から、預けたい相手を選び、託児依頼を書き込んで送信する。返信がくれば、交渉は成立だ。複数の返信が来たら、その中から意中の預け先を選ぶことができる。

仲介料はなく、1時間500~700円を預け先に直接、支払う。託児中にけがをした場合の保険もサイト側が加入しているため、最高5千万円まで補償される。

アズママの事業推進チームマネジャーで、自身も2人の子どもを育てる北林美沙子さん(37)は「預かるママたちも誰かの役に立つことで社会参加の気持ちが持てる。顔見知りで助け合うことで地域の新しいつながりも生まれる」と話す。

先月15日に開かれたエンプロの登録者への説明会には、両社の社員ら十数人が集まった。10カ月の男の子を育てる名古屋市昭和区のフリーカメラマン、佐藤祐子さん(32)は「週末は夫に頼めるが、平日の短時間でできる仕事もある。ぜひ活用したい」と話した。