製造業向け派遣各社、業績好調 人手不足で需要旺盛

派遣製造業向け派遣各社、業績好調 人手不足で需要旺盛

製造業向け人材派遣各社の業績が好調だ。人手不足を映し旺盛な需要が収益を支えている。主要顧客である自動車や電機メーカーは生産拠点の海外移転も進めているが、各社は派遣先業種の拡大や新事業で補っている。

求人情報大手リクルートジョブズによると、9月の三大都市圏(関東、東海、関西)の派遣人員の平均時給は16カ月連続で前年を上回った。なかでも専門技術が必要な製造業向け派遣の人員は時給の伸びが高い。

アルプス技研の2014年1~9月期の連結営業利益は前年同期比57%増の10億円強となったようだ。14年12月期通期の営業利益は前期比33%増の14億円という従来予想を上回る可能性がある。

主力の自動車メーカー向けが堅調だったほか、医療機器向けなど新規事業の利益が増えている。主要顧客の生産移転に伴う海外進出も収益を支える。

半導体メーカー向けが主力のUTホールディングスは、リチウムイオン電池メーカーに需要の裾野を広げている。4~9月期の連結営業利益は前年同期比32%増と従来予想通りとみられるが、売上高は17%増の170億円と予想を20億円上回ったようだ。

マイスターエンジニアリングは10月29日に発表した4~9月期の連結営業利益が前年同期比3%増の2億7400万円だった。15年3月期通期の予想は前期比8%増の7億5千万円だが、これを5千万円程度上回りそうだ。

新規事業は「ホテル向けなどが増益傾向にある」という。もともと製造現場向けの派遣だけでなく、ビル管理などのアウトソーシング(外部委託)も行っていた。この実績を生かし、ホテル運営や太陽光発電設備の監視といった新規事業に取り組んでいる。