周囲からの評価に仕事のやりがいを感じる20代女性

女性雇用周囲からの評価に仕事のやりがいを感じる20代女性

各企業で女性の採用人数・管理職への女性登用比率を引き上げることが求められ、ますます「働く女性」への注目が高まりを見せている。それに伴い、女性専門の転職サイトが増加し、積極的な女性採用を表明する企業も増えている。

エン・ジャパン株式会社が運営する、正社員で働くことを希望する女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』は、同サイトの利用者の女性473名を対象に「仕事のやりがい」をテーマにアンケートを行なった。女性自身の意識を調査するため、正社員への転職や就職を希望する女性に転職活動で仕事のやりがいを重視するか聞いたところ、「非常に重視する」(31%)、「まあまあ重視する」(53%)と回答した人が84%と大多数を占める結果となった。

仕事でやりがいを感じるシチュエーションを伺うと、第1位が「お客様に喜ばれたとき」、第2位は「ひとつの仕事をやり遂げたとき」という結果に。年代別に見ると、20代では「お客様に喜ばれたとき」、「上司・先輩に褒められたとき」の回答が、30代・40代より10ポイント以上多くポイントを集めた。20代はまだキャリアが浅く、自分の仕事に自信を持ちにくい頃。周囲から評価されることで、やりがいを感じられるようになるようだ。やりがいを得るために取り組んでいることは、年代問わず「目の前の仕事に一生懸命取り組む」という意見が圧倒的な1位となった。

■転職活動で仕事のやりがいを重視する人は84%

「転職活動において、仕事のやりがいを重視しますか?」と質問したところ、「非常に重視する」(31%)、「まあまあ重視する」(53%)と回答した人が84%となった。ほとんどの女性にとって、転職活動の企業選びの軸として「やりがい」が必要不可欠な要素と言えそうだ。具体的なコメントは下記の通り。

●いくらお給料が良くても、やりがいがないと長続きしない。(29歳)

●誰かの役にたっている事が実感出来る方が、働く意味と自分自身の存在価値を認識しながらキャリアアップを目指す事が出来る。(29歳)

●今まではやりがいで選んではいなかったので、今後は働く意義を感じながら働けるかを重視して選びたい。(33歳)

●1日の大半を費やす仕事において、少しでもやりがいが感じられる仕事かどうかというのは、モチベーションが全然違うと思う。(34歳)

●やりがいがあれば仕事に対するモチベーションが上がり、その結果自己成長につながると思うから。(43歳)

一方で「あまり重視しない」と回答した人からは、
『やりがいは入ってみないと分からないから、興味が少しでもあることをがんばる』(25歳)
『やりがいは自分次第なので、入社してからやりがいを見つければ良い。転職活動においては、あまり重視していません』(38歳)
などのコメントも。転職活動で仕事のやりがいを重視していない人は「やってみないとわからない」というスタンスのようだ。

■20代は、周囲からの評価でやりがいを感じる人が多い

「仕事でやりがいを感じるのはどのようなときですか?」と質問したところ、1位は「お客様に喜ばれたとき」(51%)、2位は「ひとつの仕事をやり遂げたとき」(45%)、3位は「目標を達成したとき」(36%)という結果に。具体的なエピソードを伺うと、「お客様に喜ばれたとき」のことを書いている人が多く、サービスや商品の受け手の声が、働く女性のモチベーションにつながる様子が伺える。年代別に見ると、20代では「お客様に喜ばれたとき」(60%)、「上司・先輩に褒められたとき」(32%)の回答が、30代・40代より目立って多い結果となった。具体的なエピソードも伺ったが、自己認識以上に周囲から評価されていることを知った時や、自分の強みを発揮した仕事が評価された時にやりがいを感じているようだ。

20代は一緒に仕事をしている先輩や上司を自分と比較すると、スキルや考え方が劣っていると感じることも多く、自身の強みや成長を認識しづらい時期。そんな時に、第三者からの評価を受けることで、自信をつけているようだ。20代女性の周囲からの評価がやりがいにつながった具体的なエピソードは、下記のとおり。

「お客様に喜ばれたとき」と回答した人

●お客様に「○○さん(私)に会えて嬉しいわ」と言われ、名前を覚えて頂けていたこと。ほめて頂いたことに対して仕事のやりがいを感じた。(23歳、介護福祉士)

●お客様から、今までで一番いい接客だったと言われたこと。すこし怒りながら来店した人に、すこしでも居心地のいい場所だったと思っていただけるよう、笑顔で話を聴いたことが喜んでいただけました。(25歳、受付)

●私に接客をしてほしいという常連のお客様がご来店されて、とても有意義にお買い物して下さる時。(29歳、販売)

●法人営業をしている時に、クライアント担当が変わる時に私でないと嫌だと言って頂いた時。苦労もあったけど親身に考えて動き続けてて良かった、と努力が報われた気がしますし、普段そんな風に見せないのに信頼をおいてくれてたのだと嬉しかったです。(29歳、営業)

●自分が接客したお客様に私の名前を覚えていただき、それ以降も頼っていただけたことが嬉しかったし、やっていてよかったと思いました。(29歳、販売)

「上司・先輩に褒められたとき」と回答した人

●受付業務対応の速さと正確さ、急なことへの臨機応変な対応を褒めて頂きました。他の人も私のようにできればいいのにと絶対的な信頼を頂いていることがわかったとき。(25歳、受付)

●普段任されている仕事に、プラスアルファで自分で考えてやった仕事を上司に褒められたとき。(25歳、一般事務)

●自分ならできるからと仕事を頼まれた時は、信頼されたことにやりがいを感じます。(27歳、営業)

●周りの雑務をこなすのが私の仕事ですが、ほとんどの人は私の仕事内容を知らないでいる現状です。が、一部の人には気付いてもらえていたこと…ちゃんとやってたら見てる人はいるからね。と声を掛けてもらった時が一番仕事しててよかったと思いました。(29歳、一般事務)

●退職を考えていたのですが、上司から「ずっといて欲しい」という言葉を頂きました。その時、私は役に立っていたんだなと初めて実感することができました。(29歳、一般事務)

■やりがいを感じる近道は「目の前の仕事に一生懸命取り組む」こと

「仕事でやりがいを感じるために行っていることはありますか?」と伺ったところ、圧倒的な1位は「目の前の仕事に一生懸命取り組む」(78%)という意見だった。なにごとも手を抜かずに取り組むことで、周囲の信頼を勝ち得て、新たな成長の機会を得られると考えている人が多いようだ。具体的には、次のようなコメントが。

●与えられた業務だけでなく主体的に動き、周囲のサポートをする。(29歳)

●指示された仕事は100%やる。それ以上の成果を出せるように考える。(29歳)

●何においても手を抜かないこと。見ている人は必ずいる。なくてはならない存在になり、周囲の人からの信頼が厚くなる。(30歳)

●とにかく自分が出来ることを積極的にする。面倒で他の人が敬遠する事でも率先してする。よくも悪くも行動を見ている人は必ず居るので、何が出来るかを考えて行動しています。(31歳)

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「エンウィメンズワーク」の利用者473名
■調査期間:2014年8月28日~9月24日