NOKIOO、産休・育児女性に勉強会 中小向け、離職防ぐ

女性雇用NOKIOO、産休・育児女性に勉強会 中小向け、離職防ぐ

IT(情報技術)コンサルティングのNOKIOO(ノキオ、浜松市、小川健三社長)は中小企業で働く育児期の女性を対象にした教育事業を始める。出産・育児休暇中の女性に、定期的に勉強会に参加し、仕事や家計について学ぶ機会を提供することで、仕事へのモチベーション低下を防ぐ。受講料は企業側が負担。出産による女性社員の離職を防ぎ、企業の有効な人材活用につなげる。

多様な職種の中小企業から参加者を募り、講師を招いてセミナーやワークショップを開く。中身は主に(1)育児期の自己啓発、能力開発(2)子どもの成長に合わせたキャリアプラン(3)マネープラン(4)家事と仕事を両立させるためのノウハウ――の4つ。

2014年4月から第1期のプログラムを始める。2~3カ月の間に勉強会を計6回、市内の同社のセミナー室で開く。1度の参加者は15~20人を想定。14年度中に同様のプログラムを3、4回実施する。

勉強会は子供連れでも参加できる。また、受講者専用の交流サイト(SNS)を開設し、勉強会や交流会の情報を提供。受講者同士で交流したり情報交換したりして親交を深めてもらう。

産休・育児中の女性は、一般的に子どもの世話で家庭にいる時間が長く、社会に接する機会が少なくなる。こうした環境が職場復帰の意欲低下につながっているとみており、同じ立場の人と交流することで、仕事へのモチベーションを保つ。

企業が負担する受講料は1人6万円(税抜き)。国の補助金も活用できるという。14年1~3月にプログラムの説明会を開く。

中小企業では大企業に比べて出産・育児による長期休暇の制度整備や活用が遅れており、出産を機に退職する女性が多いという。同社は「中小企業の女性社員を横断的にフォローできる体制をつくる。女性が自信を持って職場復帰できるようにして、仕事と家庭の両立や、生産性向上につなげてほしい」としている。