女性雇用「日本の女性、大学出ても活用されず」 OECD報告書
経済協力開発機構(OECD)は9日、加盟国の教育政策を分析した報告書「図表でみる教育2014」を公表した。日本では大学などの高等教育を受けた成人の18%が非労働力人口となっていると指摘。このうちの多くが女性で「人材のかなりの部分が活用されていない」とした。
報告書によると、25~34歳の日本の女性が高等教育を受ける割合は12年に61%となり2000年の49%から大きく伸びた。OECD平均の45%も上回った。だが、女性の就業率は同程度の教育を受けた男性と比べて「著しく低いままだ」と指摘した。
3歳児が保育園などの就学前教育機関に在籍する割合は12年に78%となり、05年から9ポイント以上アップ。これに伴い女性の就業率も上昇していることから、報告書は「就学前教育を拡大することは、より多くの女性が就業することに寄与する」と提言した。
日本の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合は11年で3.6%となり、比較可能な加盟国の中で最下位だった。最下位は5年連続。1位はデンマークの7.5%で、ノルウェー、アイスランドと続いた。OECD平均は5.3%だった。