女性雇用大林組、建設大手初の女性現場所長 入社20年「人材育つ」
大林組は工事現場の責任者である所長職に建設大手で初めて女性を登用した。東京都中心部の再開発案件を任せる。全国に約600人いる所長はこれまですべて男性だった。バブル末期の1990年に採用を始めた女性の土木技術者から「ようやく人材が育ってきた」(大林組)という。
地下鉄南北線の溜池山王駅とオフィスビルをつなぐ工事の所長に94年入社の阿部友香さん(43)を起用した。8日から現場に入り、予算や安全の管理を担う。
大卒の技術職として入社した阿部さんはこれまでにも建設現場で職人のまとめ役などを経験してきた。2017年4月まで続く今回の現場ではピーク時に100人近い職人を束ねることになるという。
建設大手では大成建設に1日、ビルの技術指針などをつくる構造計画分野で同社初の女性部長が誕生している。清水建設や鹿島も女性の登用を進める方針だ。建設会社の技術部門の役員は複数の現場で所長を経験した人材が就くことが慣例となっている。