女性雇用進学塾、学童保育の設置を加速
進学塾が小学生を放課後に預かる「学童保育」事業を相次ぎ拡大する。全国学童保育連絡協議会(東京・文京)によると、学童保育所に入りたくても入れない小学生は潜在的に約40万人。受け皿になり、本業と相乗効果を図る。
学研ホールディングスと市進ホールディングスは共同で11月中旬に都内で学童保育所を新設する。名称は「クランテテ」。一般的な学童保育の利用料金は月額1万円を下回るが、クランテテは週5日で基本料金が4万8500円。富裕層の子弟を対象に、英会話や運動プログラムも用意する。
進学塾最大手の栄光ホールディングスは9月、都内に低料金の学童保育所を設けたのを皮切りに、今後3年で首都圏の15カ所に開設。個別指導塾の拓人(東京・中央)は首都圏を中心に約30カ所で展開する学童保育所を3年で200カ所に増やす。
フィットネス大手のティップネスも7月、学童保育専門のウィズダムアカデミー(東京・豊島)に委託し、川崎市の自社施設で学童保育を始めた。水泳やダンス、英会話や書道を学べる。5年で約20カ所で手掛け、将来の会員増加につなげる。
厚生労働省によると学童保育所の利用者は2012年に85万人と10年前より7割増。整備を担う市町村が0~6歳児向けの保育所整備を優先していることもあり、学童保育所は公立、民間合わせて約2万1千カ所にとどまる。