派遣テンプHD、6年ぶり減益に込めた決意
人材派遣最大手のテンプホールディングスの2017年3月期は連結純利益が6年ぶりに減少する。政府が旗を振る「働き方改革」の波に乗り、派遣の需要拡大を受けて営業利益と経常利益は最高益の見通しだ。純利益が減るのは第2の創業に向けたコストによる。
17年3月期の連結純利益は前の期比1%減の171億円にとどまったようだ。理由は13年に買収した転職仲介のインテリジェンスにある。同社は社名を7月1日付で「パーソルキャリア」に変えるため商標権を減損処理する。これで純利益が減った。今後テンプHD本体も「パーソル」に社名変更する計画だ。財務担当の関喜代司取締役はパーソルのブランド下で派遣や転職仲介が結びつけば「月に1億円程度の相乗効果をあげられる」と読む。6年ぶりの減益には派遣も転職も手がける総合人材バンクを目指す決意が表れている。