AI採用・人材育成、AI活用を 経産省が雇用改革案
経済産業省は長時間労働や低い生産性などの問題を抱える日本型雇用システムの改革案づくりに乗り出す。人工知能(AI)の活用で企業がデータに基づき人材を採用したり、効果的な人事研修を実施したりするのを促す内容とする。4月末をメドに作る新産業構造ビジョンに盛り込む。
13日の産業構造審議会(経産相の諮問機関)部会でこうした方針を説明した。採用や研修は企業の総務部門が主導している。現在はデータに基づかないケースが多く、個人の能力評価を適切に示せない企業もある。テーマや対象を絞った研修もまだ少ない。
共働き世帯の増加や長時間労働是正の機運の高まりなど、日本の労働・雇用環境は変化している。経産省は従来の人事部任せの採用や研修では新たなニーズに対応した人材が育てられないとみている。
13日の会合でも経産省は「AIを活用した就職支援は一部のベンチャー企業にとどまっている。様々な業界に広げて雇用改革を進める必要がある」とした。